三菱UFJ銀行、自動運転やスマートシティ実現のための高精度3Dマップ作成技術への支援で社会課題解決に貢献へ
2021/7/2
株式会社三菱UFJ銀行はダイナミックマップ基盤株式会社との間で、「ソーシャルローン」によるシンジケーション方式の実行可能期間付タームローン契約を2021年6月28日に締結したと発表した。
■自動車の自動走行やスマートシティを可能にするHDマップ技術を持つダイナミックマップ基盤株式会社
ダイナミックマップ基盤は、中長期ビジョンとしてSociety 5.0に貢献する3次元位置情報基盤の実現を目指しており、自動走行や先進運転支援システムに加え、インフラ維持管理システムや防災・減災システム等にも活用できる、高精度3次元データの整備を進めている。本ローンにて調達された資金も同様に、Society 5.0に資するHDマップの整備に充当され、社会課題解決に貢献する予定とのことだ。
■国際的なルールに準拠した、社会課題解決に資するローン
・HDマップ搭載車により自らが安全に運転することが可能となるほか、HDマップを搭載する自動運転シャトル等により自らが運転せずとも移動が可能となる。
・災害時において、レーン単位のHDマップを活用することで正確な避難ルートの探索が可能となり、河川や海岸の周辺住民の安全確保に貢献することができる。
・HDマップを搭載する除雪車により、視界不良時でも周辺環境を正確に把握できることで作業安全性の確保や効率性の向上が可能となり、高齢化に伴い除雪従事者が減少する中でも除雪が継続され、歩行者等の安全が維持される。