デロイト トーマツ グループ、患者の通院やオンライン診療、薬局によるオンライン服薬指導の認知・利用状況に関する調査結果を発表
2021/8/17
デロイト トーマツ グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延が続く現状において、昨年度に続き、患者の通院やオンライン診療の認知・利用状況に関する調査結果を発表した。
■アンケート調査結果
・今回から調査したオンライン服薬指導も認知度は52.2%と過半数だが、診療と比べると低い水準に留まった。
・利用者の割合は、オンライン診療で6.8%となり昨年の1.9%からは3倍超に増加しているものの低水準で、オンライン化の普及は進んだとは言い難い。オンライン服薬指導においても利用率は6.1%であった。
図2 オンラインサービスの利用経験(初診・再診)
図3 オンラインサービスの利用意向(未経験者・経験者)
・なお、未経験者に関して年齢層別にみた場合と、20代~50代の過半数、そのうち特に女性は「使いたい」と回答した一方で、60代~70代以上は「使いたくない」が過半数となった。
図4 オンラインサービスの利用意向(性別・年齢別)
図6 処方箋の提供以外で、オンライン服薬指導に提供してもらいたいサービス
・「様々な薬についての相談」や「健康(食生活・運動)についての相談」という回答も多く、薬剤師とのオンラインコミュニケーションサービスの需要も高い。
・一方で、一般用医薬品(OTC)や日用品を含めた同時購入・配送などは、相対的には期待度が低い。