SMHDと竹中土木、自律走行ロボットを活用し土木施工現場の資材運搬の自動化を目指す共同研究を開始
2021/8/31
株式会社ソミックマネージメントホールディングス(以下、SMHD)と、株式会社竹中土木は、土木施工の現場において、自律走行ロボットを活用した資材運搬自動化のための共同研究を開始したと発表した。
■提携の経緯
■共同研究内容
従来、躯体のコンクリートの打設作業においては、大型コンクリートホッパーから一輪車でコンクリートを受け取り、施工場所まで人力で運搬した後、スコップで一輪車から型へコンクリートを移し替える必要があった。こうした一連の作業に自律走行ロボットを採用することで、自動化・省力化を目指す。自律走行ロボットの遠隔操作・追従走行により運搬作業負担の軽減を図るとともに、運んだコンクリートをスコップで型に移し替えることなく、ロボットを移動させながらコンクリートを流し込むこともでき、導入による業務効率の改善が期待されるという。
7月の実証では、ホッパーを搭載した自律走行ロボットに直接生コンクリートを流し込み、遠隔操作で施工場所まで運搬した。施工現場で求められる機能、狭い通路の運搬や重いコンクリートを積載した状態での走破性能、実用性や安全性についての確認と課題の抽出を行ったとのことだ。