Amazonに特化したBIダッシュボード「Ubun BASE」β版を無料で提供開始
2021/9/6
株式会社ウブンは、これまで培ったAmazonでのマーケティング力を活かし、Amazonのセラー向けBIダッシュボードツールの「Ubun BASE」のβ版を無料でリリースしたと発表した。
Contents
■「Ubun BASE」の特徴
・Amazonマーケティングのプロフェッショナル知見をシステム化
Amazonセラーのマーケティング支援を行い半年後の平均売上成長率284%の実績を持つウブンが専門家として、何をどのようにどういった視点と優先順位でチェックするか、施策に活かしやすい観点で整理した。
・Seller CentralとAdvertisingのデータを統合した利益ベースの分析
Amazonで数値を分析する場合、複数の管理画面の複数のタブから複数データをダウンロードし、多少高度なマクロを組むなど、加工するような作業が必要だった。この作業がなくなり、見るべき指標が整理された状態で自動で閲覧可能になる。
・商品単位で売上の増減と各KPIの関係を時系列で可視化
Amazonの数値分析にあたり、複数商品の売上が増減した際にその原因を確認するのは簡単ではない。商品単位で複数のKPIを時系列に可視化し、因果関係のあるKPIを特定しやすくなっている。
・Amazonマーケティングの学習コンテンツをUbun BASE限定公開
コンサルティングで培ったAmazonマーケティングのノウハウをUbun BASE内で限定で公開している。
■「Ubun BASE」β番の主要機能
重要なマーケティングKPIである、利益、ファネル、ROASのデータを確認することができる。
・ASIN Analytics(ASIN単位での各種KPIの分析)
ASIN単位で各種KPIを時系列に可視化し、その関連性を分析することができる。検索結果順位やレビュー数も計測可能だ。
・Business Report(レポートダウンロード機能)
統合されたデータをCSVでダウンロードし、アドホックな分析をおこなうことができる。
・Product List(商品一覧情報)
メイン画像やセールスランキングなど付加情報が追加された商品一覧を確認することができる。
・Resource(ノウハウ公開)
各種施策のHow toや効果をあげるためのポイントを解説したブログ記事、ウブンが過去に開催したセミナーのアーカイブ動画を公開している。
■開発の背景
1つ目のマーケティング担当者の生産性の改善について。同社は元々Amazonコンサルティング事業からはじまり、今でも多くの事業主の支援をしているという。日々数値が変動するECにおいては日々の数値確認・分析や、それに伴う対策の検討・実行が必要だ。しかし、日々の数値確認・分析をしっかり行おうとすると、1日あたり少なくても1時間程度かかっているという背景があった。マーケティング活動においては、数値確認などは効率的に行い、対策の検討や実行に時間を割きたい。しかし、Amazonでそれを行おうとすると、複数の管理画面からデータを抽出し、それぞれ整理し、統合し、見たい情報に整理する、という作業が必要だった。この問題を解決し、見たいデータを見やすく整理し、パッと見て変化やポイントを捉えスムーズに分析や対策検討に移れる、これを目指すために『Ubun BASE』の開発を決めたという。海外発の月額数千円のようなツールもあったが、機能は十分ではあるものの逆に機能が過多で、利用者にとってはUI/UXに課題があると感じたことも開発に着手した理由とのことだ。
2つ目はウブンのマーケティングコンサルティングのノウハウを得ることで、多くの事業主に売上向上を実現してほしいという想いだという。ウブンのマーケティングノウハウを提供するコンサルティング事業では、コンサルティング費用が発生するため一定の売上規模の事業主でないと支援が出来ないという課題があったという。『Ubun BASE』の活用により、すぐにプロフェッショナルと同じ視点で数値確認、分析が可能となり生産性が改善するという。これは普段、数値算出していたメンバーのクリエイティブにかける時間が増えることにつながり、メンバーの成長、仕事の充実度の向上にもつながると考えているとのことだ。また、『Ubun BASE』限定で過去のセミナー動画やAmazonマーケティングのTIPSも提供しており、最先端のノウハウを効率的に取得することが可能となるという。