ネスレ日本、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する「パッケージデザインAI」を新製品に活用

株式会社プラグは、同社の『パッケージデザインAI』が、ネスレ日本株式会社の新製品『ネスカフェ ブラック スティック セレクション』(2021年9月1日発売)のパッケージデザイン開発に活用されたと発表した。

『パッケージデザインAI』は、793万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したシステムで、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する。『ネスカフェ ブラック スティック セレクション』においては、AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を最大限に伝えるデザインを開発したとのことだ。
出典元:プレスリリース
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■『パッケージデザインAI』 とは

2015年から実施している7,928商品、793万人のパッケージデザイン調査結果を学習させた、パッケージデザイン評価サービス。フルオンラインで、短時間に消費者のデザイン評価を得ることができる『パッケージデザインAI』は、コロナ禍で対面式の調査の実施が難しくなった2020年3月以降、多くのマーケターの関心を集め、普及・活用が進んでいるとのことだ。
・東京大学との共同研究により、精度が向上(2020年6月人工知能学会発表)。
・ビール、飲料、菓子、カップ麺、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、医薬品など44カテゴリーが高い予測精度で評価できる。
・画像をアップロードするだけで、好意度スコアやイメージ、どの部分が好意度スコアと結びつくかを10秒で算出することが可能。デザイン開発の時間やコストを大幅に削減できる。
・開発中のパッケージデザインを消費者に見せないので、情報漏えいのリスクがない。
・1画像15,000円、もしくは、月額50万~70万円(契約月数で変動)で利用できる。
・デザインを改良するたびに何度でも評価できるので、商品の売上を左右するパッケージの開発の効果検証が繰り返し可能になり、商品のヒット確率が向上する。

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