EVユーザー・EV販売業者向け「充電器マップ」サービスが無償で提供開始

キワ・アート・アンド・デザイン株式会社は、EVユーザー及びEV販売業者に向けた「充電器マップ」サービスを無償で提供開始すると発表した。「充電器マップ」はルート上のEV充電器及び電池残量などの複合的な情報を表示することで、充電に対する不安や不満など、これまで解決が難しかった問題に対してソリューションを提供するものだ。

■サービス開発の背景

世界的に電気自動車(EV)シフトが始まっている。欧州連合は2035年までに、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車を含むガソリン車の販売を禁止する予定だという。日本においても、2021年1月、施政方針演説において「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」旨が発表されたとのことだ。そのような流れから、数年でEVの販売ラインナップが増え、実際にEVユーザーも増えた。当然ながら、消費者が販売店でEVを購入するというプロセスが発生している。そして、このプロセスを体験する人が今後も増え続けることが想像される。本サービスは、このプロセス上で発生する負や、ユーザーが日常生活で利用する負を解消するとのことだ。

■解決したい問題

EVのあるライフスタイルを楽しむ、その為には購買体験から日常体験まで幅広いシーンにおいて「EV充電器」の問題が付き纏う。EVライフを楽しむ為には、これまでの体験とは大きく異なるため不安を持つ人が少なくないという。また、購入時においても消費者は不安を感じ、その不安を販売会社の営業担当が解決に導くことは手間がかかったり難易度が高いことがある。これらの問題を解決するために、本サービスをリリースすることにしたとのことだ。

■利用シーン

・日常体験での利用
利用者:EVユーザー
ニーズ:移動中や移動計画を行う際にルート上の充電器を検索したい
現状:簡単に利用できるサービスがない、車両の複雑なナビゲーションなどの利用に限定される
本サービス:簡単な情報を入力するだけで、進行ルート上での電池残量と充電器の位置がマッピングされる

・購買体験での利用
利用者:EV販売担当者
ニーズ:顧客がEVを購入する際に感じる不安を払拭したい(受注率を上げたい)
現状:利用充電器の配置について口頭での説明か複数サービスの組み合わせで説明するしかなく、手間が大きい
本サービス:顧客の行動に合わせた充電器計画の提示が可能

■利用方法

出典元:プレスリリース
出発地点と到着地点、乗車する車両情報を入力すると、進行ルート上での電池残量と充電器の位置がマッピングされる。マッピングの表示画面では、電池残量の表示を考慮して目的充電器を探すことができる。また、急速充電器や普通充電器、営業時間の絞り込みなどが可能。その他、お気に入り機能や診断機能などがある。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More