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NEC、VR・ARなどのXRを駆使したバーチャル広告の利活用を促進するための任意団体「バーチャル広告協会」を設立

NECは、VR・ARなどのXR(Cross Reality)を駆使したバーチャル広告の利活用を促進するための任意団体「バーチャル広告協会」を設立し、入会企業の募集を開始すると発表した。
本協会は、バーチャル上の広告に関する技術や仕組みを研究し、情報発信や課題の検討会、ビジネスマッチングのため交流会など実施する計画だ。すでにVR・ARコンテンツを開発・提供する米国Timelooper社等が加盟しており、本年9月から順次活動を開始するとのことだ。

■背景

現在、ゲームなどエンターテイメント業界を中心に時間や距離による制限を受けず新しい体験価値を提供できる仮想空間を活用したサービスが拡大している。今後ビジネス用途や教育分野での活用が広まり市場が拡大すると予想され、仮想空間内での広告も増加が見込まれる。一方で、サービス利用者を無視した不適切な内容や、VR・ARといったコンテンツに広告を組み込む際の法規制など、バーチャル広告を利活用していくための課題も存在している。そこで、NECはこれらの課題解決に向け、放送業界で放送設備や基幹システムなど長年提供している実績に基づいたノウハウ・技術力と、5Gを活用した次世代広告での取り組みを活かしバーチャル広告協会を設立するとのことだ。

■協会概要

名称:バーチャル広告協会
設立日:2021年9月22日
団体所在地:NEC本社ビル内
協会会長:池田 敏之(NEC 放送・メディア事業部 事業部長)
入会費、会員費:初年度無料(2年目以降は未定)

■活動内容

入会企業と共に、バーチャル上の広告の研究・調査・情報共有、ルールメイキング、規制改革の働きかけ、各企業間のマッチングによる新事業創出・ビジネス展開に取り組む。今後、本取り組みに賛同する企業・団体を募集しながら、以下の活動を実施していく。
・バーチャル広告に関する課題等について調査研究
・調査研究内容及び課題解決に向けた情報発信、定期セミナー開催
・加盟企業間でのビジネスマッチングを目的とした交流会の開催

バーチャル広告協会の位置づけ
出典元:プレスリリース
バーチャル広告のイメージ例
出典元:プレスリリース

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