三菱電機、サステナブルな未来の実現を目指し知的財産を起点に社外連携を推進する「Open Technology Bank」活動を開始

三菱電機株式会社は、サステナブルな未来の実現に向けて、知的財産を起点に社外連携を推進する「Open Technology Bank(オープンテクノロジーバンク)」活動を開始すると発表した。多様化する社会課題の解決に貢献する同社の技術資産を開設したウェブサイトで公開し、さまざまな業種・領域にライセンス提供することで、社外との「共創」を積極的に推進する。

■「Open Technology Bank」活動の概要

1.技術資産のライセンス提供を通じて、新たな価値とビジネスを創出
・同社は家電から宇宙まで幅広い分野にわたり豊富に技術資産(特許、ノウハウ等)を保有している。「Open Technology Bank」では、技術ライセンスの提供を通じて、パートナー企業の新製品・新サービスの開発を支援し、三菱電機とパートナー企業との技術やアイデアの「掛け算」による新たな価値とビジネスの創出を目指す。
・ライセンス提供が可能な技術はウェブサイトに掲載し、技術概要や活用イメージを解説している。各技術には対応する課題・テーマの検索タグを付しており、パートナー企業のニーズに合った技術を簡単に検索できる。また、問い合わせフォームからライセンス契約の相談をできる。

2.知的財産を起点に「共創」を推進し、多様化する社会課題の解決に貢献
・社会課題が多様化する中、脱炭素社会の実現、自然災害への備えといった各種課題の解決に貢献する技術を「Open Technology Bank」を通じて、さまざまな業種・領域にライセンス提供することで、同社は知的財産を起点に社外との「共創」を積極的に推進する。
出典元:プレスリリース

■「Open Technology Bank」活動の背景・ねらい

積極的な知的財産活動の展開により、同社の特許保有件数・出願件数は国内外で高い水準を維持しているという。従前は企業間の「競争」(独占実施、模倣防止、他社への権利行使等)のために知的財産を活用することが主だったが、今後は社外との「共創」を推進するツールとしても知的財産を積極的に活用する。社会課題の解決に貢献する技術は独占するのではなく、より多くの業種・領域で活用することで、サステナブルな未来の実現を目指すとのことだ。

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