エクシード、中高生向けにGoogleのノーコード「AppSheet」を学習できる教材の提供を開始

子ども向けプログラミング教室のFC事業「Tech for elementary(以下、TFE)」を手がける株式会社エクシードは、Googleのノーコード「AppSheet」を楽しく学習できる教材「はじめてのAppSheet」を「Tech for elementary」各加盟教室の教材として、2021年11月より提供すると発表した。

TFEは「ひとりでも多くの子どもたちにプログラミングの機会を提供する」というミッションのもと、映像授業をベースとしたプログラミング教室を全国展開し、のべ400以上の教室・6000人以上の子どもが参加している。デファクトスタンダードのビジュアルプログラミング言語であるScratchの教材を皮切りに、以降その次に学ぶものとして、テキストプログラミング言語である、HTML/CSS/JavaScript、C#などをアプリやゲーム開発等の教材を通じて学べる環境を整えてきた。しかし、事業開始から5年が経過して生徒が成長・進級しても、テキストプログラミング言語に進む生徒は全体の2割前後程度で、以下のような課題が浮き彫りになってきたという。
①   生徒にとってはコード(文字)の読解や入力に抵抗やつまずきがある
②   教えられる講師が少なく、採用・育成・維持のコストが見合わない
③   講師コストが上乗せされた授業料を支払える保護者が少ない
④   そもそも中学生になると勉強や部活で教室に来るのが難しい

そこで、これらの課題を解決する方法として、テキストプログラミングをしなくともアプリ開発ができる、いわゆるノーコードをベースとした映像授業を開発するに至ったとのことだ。ノーコードであれば、小学校高学年、中学生でも本格的なアプリ開発を学ぶことができ、講師コストひいては授業料を抑制することができるという。また、オンライン授業等によって、いつでもどこでも、地方でも過疎地域でも、災害やパンデミックでも学ぶことができるとのことだ。

Google AppSheetを採用したのは、 Googleアカウントとインターネットさえあれば無料で簡単に利用できることと、2021年9月から教材提供しているGoogle Sheetsとの親和性が高いためだという。Google Sheetsは小学校の現場では配布されるタブレットの44%に標準装備されており、保護者にも好評で、多くの生徒が受講しているとのことだ。

「はじめてのGoogle AppSheet」は、中高生でも使うようなアプリを簡単に楽しく作ることができ、テキストプログラミングはもとより、「情報」系の科目への興味を高めることができるとのことだ。

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