トレタとタイミー、外食DXを推進し飲食店の人材戦略・採用戦略のアップデートを目指し業務提携
2021/10/25
飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」を開発・販売する株式会社トレタは、株式会社タイミーと飲食店経営における課題解決を目的とした業務提携を締結したと発表した。本業務提携により、外食DXをさらに推進し、飲食店における人材戦略・採用戦略をDX時代に即したものへとアップデートすることで、労働人口の減少にも対応できる新しい飲食店経営の実現を目指すとのことだ。
外食DXが浸透し、ホール業務の多くがデジタルに置き換わると、ホールスタッフに求められる役割が大きく変わることは間違いないという。これまでは、予約の電話応対や配席などのスキルや、自店のメニュー情報を事細かに暗記して来店客に提案する能力、オーダーをミスなく厨房に伝える正確さや、POSや決済端末を使った会計業務を習得するなど、熟練の技や暗記力が不可欠だったため、新人スタッフの戦力化のためには一定期間のトレーニングが必要だった。ところが、トレタ予約番やトレタO/Xを活用し、外食DXが進んだ飲食店では、熟練の技や暗記力といったスキルがほぼ不要になることが実証されているという。その一方で、「雑談力」など来店客とのコミュニケーションスキルが求められるようになりつつあるとのことだ。
これは、飲食店における教育プログラムや採用戦略、ひいては人事戦略の大変革を意味しているという。DX化は単なるコスト削減に終わらず、人事戦略を大きく見直し、暗記や熟練重視で組み立てられてきた従業員教育や採用基準の大幅なアップデートが求められることになるとのことだ。ここで期待されるのがタイミーに代表される新しい採用手法だという。従来は、スポットで働くアルバイトを採用しても、皿洗いやバッシングなど、簡単な業務しか任せられないことがほとんどだったが、外食DXの進んだ飲食店では接客の最前線で活躍することも可能となるとのことだ。
しかし、こうした変化にいち早く適応し成果を出すには、まだまだ飲食店にもノウハウが十分とは言えないのが現状だ。そこで株式会社トレタと株式会社タイミーでは業務提携を締結し、このような飲食店のトランスフォーメーションを実現するべく、さまざまなきめ細かい支援を共同で展開することとしたとのことだ。
本提携では、まずは相互に顧客企業を紹介しながら、両社のサービスの裾野を広げ、トレタ予約番やトレタO/Xなどを軸に外食DXを推進する。次なるステップとして、採用戦略やトレーニングプログラムのアップデートをきめ細かく支援すると同時に、タイミーを活用した新しい採用戦略やトレーニングなど、スポットで働く人材がより活躍できる環境を実現するとのことだ。