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ZAICO、在庫管理の自動化を実現するIoT重量計「ZAICON」の提供を正式スタート

「クラウド在庫管理ソフトZAICO」(以下、ZAICO)を運営する株式会社ZAICOは、IoT重量計「ZAICON」(ザイコン)の提供を2021年10月26日より正式にスタートすると発表した。ZAICONの上に在庫管理したいモノを載せておくだけで、そのモノを重量単位で計測し、リアルタイムでシステムへ数量が反映される。これまでの人による目視での確認の手間や、スマホやPC上の操作が不要なため、在庫を保管している会社や現場に行かずに在庫管理の自動化を実現する。

■ZAICON開発背景

在庫管理自体が完全に自動化され、「在庫管理そのものがなくなること」を目指している同社は、よりモノの情報を簡単・正確にリアルタイムで把握できるサービス開発に着手。スマホやPCを使わず、普段の業務をしている間に自動的に在庫管理が終わる、そのような理想形を追求し「モノを載せるだけ」で在庫管理ができるIoT重量計ZAICONを開発したとのことだ。
出典元:プレスリリース

■在庫管理現場での課題

①人による在庫管理ミス
在庫管理で最も多いミスは人的ミスだという。数え間違い、入力ミスなど、たったひとつの人的ミスが在庫数量の差異を生みだしてしまう。棚卸の度にミスの原因を追求しなければならず、それに伴う労働時間の捻出や、現場スタッフの疲弊など、非効率性と生産性の両方にマイナスの影響を与えてしまっているとのことだ。

②在庫管理システムを使いこなすことが難しい
その人にとっての「簡単さ」は様々だ。高価な在庫管理システムを導入してみたものの、結局現場で使いこなすことが出来る人員は限られ、浸透しないまま紙やExcelによるアナログな在庫管理を継続してしまっているケースが多くあるという。

③人材不足が在庫管理に影響
人材不足で在庫管理まで手が回せない、在庫管理の方法を教えても担当者の入れ替わりが激しく、在庫管理方法が定着しないなど、人に頼り切った属人的な在庫管理方法に限界がきているとのことだ。

■ZAICONの導入で課題解決

上記にある課題を、ZAICONではこのように解決する。

①人による在庫管理ミスは、完全自動化で防止
ZAICONの上にモノを置くだけで自動的に重量で計測するため、人による”数え間違い”などが発生しなくなる。予定していた数量まで在庫が減ると、メールで知らせる機能もある。

②誰でも使える、操作の簡単さ
ZAICONはクラウド在庫管理システム「ZAICO」と連携している。ZAICOがこだわったのは誰でも使える「簡単さ」だという。ZAICOと連携させ、ZAICONの上に管理したいモノを置くだけで在庫管理がスタートする。

③ZAICONが人材不足を解消
ZAICONが自動で在庫管理をしてくれるので、在庫管理にかかる人員・人件費を減らすことができる。誰がアクセスしても最新の在庫データにアップデートされているので、不要な引き継ぎが発生しないとのことだ。

■ZAICON活用イメージ

出典元:プレスリリース

■ZAICONの料金表

出典元:プレスリリース

■ZAICON仕様

出典元:プレスリリース

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