ロート製薬ら、家庭で視力測定ができるアプリ「AImirun」を眼科専門医と共同開発

ロート製薬株式会社は、アイアイネット合同会社と、家庭で簡単に視力測定が可能なiOS向けアプリ「AImirun(アイミルン)」を共同開発。これに伴い、紹介WEBページを2021年11月2日に公開したと発表した。

■アプリ開発の背景

日本の近視人口は増加傾向で、近視が始まる年齢も早くなっているという。近視は将来、さまざまな眼疾患のリスクを高める。こうした中、GIGAスクール構想の実現が進み、こどもは1人1台タブレットPCを持ち、ICTを活用した授業が始まっている。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、働く世代においてもリモートワークが増加するなど、幅広い世代で目を取り巻く環境が変化している。同社は「全世代の目を守り、見える先の幸せを叶えたい」という想いのもと、目薬をはじめとする目の研究を長年行ってきた。一生の「見える」を守り、維持するためにも、いち早く「見え方(視力)の変化」に気づいて適切な対処をとる必要がある。そこで近視のはじまるこどもの目に着目し、WEBや冊子などを通した近視の啓発活動を行う中で、目の領域に携わってきた企業として何ができるかを考えた結果、眼科専門医との本アプリの共同開発に至ったとのことだ。

■アプリ概要

家庭で簡単に視力を測定することができる。継続的に見え方を確認することは、目の健康維持・管理に役立つが、一方で遠くと近くの見え方や、左右の見え方の違いによっては、眼科受診が必要な場合がある。そのため本アプリでは視力測定の数字だけでなく、総合的に判断し、一人ひとりに合わせたコメントが表示される。

■アプリの特徴

①2パターンの視力測定
視力測定でよく用いられる「ランドルト環」を使って、遠くを見る視力(3m視力)と、近くを見る視力(40cm)の2種類を測定する。音声入力、タッチ入力が利用できる。
出典元:プレスリリース
②測定結果に合わせたコメント表示
測定後、左右それぞれの視力測定結果とともに、分かりやすい解説がついている。
※このアプリでの最大視力は1.0。
出典元:プレスリリース
③個別測定&記録の保存
家族など、複数人を個別に記録することができる。また、左右別、裸眼・矯正別に視力の推移がグラフで表示されるので、視力の経時変化や左右の違いをわかりやすくチェックできる。
出典元:プレスリリース
そのほかに、定期的な測定を促す通知機能や身近な目の疾患について簡単に解説したページも備えている。

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