海遊館とMRスタートアップ「GATARI」が協業開始
2021/11/15
Mixed Realityプラットフォーム「Auris(オーリス)」を開発する株式会社GATARIは、株式会社海遊館と共同で2021年11月19日〜21日まで3日間限定で30周年記念特別展での音声MRコンテンツの実証実験を実施すると発表した。
海遊館は、1990年7月20日に開館し、「リング・オブ・ファイア」(環太平洋火山帯)と「リング・オブ・ライフ」(環太平洋生命帯)という、太平洋を巡る二つの環を展示テーマに、環太平洋各地の自然環境と生き物たちの暮らしを再現した水族館だ。一方GATARIは、2016年の創業後、人とインターネットが融け合う世界の実現を目指しMixed Realityプラットフォーム「Auris」の開発・運営を行うスタートアップだ。Aurisでは、現実空間をデータ上に再現する「デジタルツイン」を活用し、スマホカメラで捉えた映像と事前に空間をスキャンしたデータを照らし合わせ、自身の現在地を認識する「VPS技術」を用いて、これまで東北楽天ゴールデンイーグルスとのイベントや神奈川県のウィズコロナにおける観光イベントなど、エンターテインメントを入り口に新たな消費者体験を提供している。
このようなGATARIの持つ、MR技術を活用した空間価値を高めるエンターテイメント体験制作の知見は、施設設備に干渉することなく海遊館の体験に新たな選択肢をもたらすことにつながる。なおかつ、本MR技術を活用した人流コントロールを試みる事で、顧客の動きを分散し混雑や三密回避を促した更なる顧客満足度の向上に寄与できると考えているとのことだ。
海遊館の30周年記念特別展「海遊館ミュージアム」を会場に、海遊館の海洋生物飼育に関する知見と、GATARIの持つ音響技術を融合させた、ウィズコロナ時代の新たなエンターテイメント体験である「サウンド・アトラクション 〜音で聞く海遊館ミュージアム〜」をPoCとして行う。
「サウンド・アトラクション 〜音で聞く海遊館ミュージアム〜」は、GATARIの開発するMRプラットフォーム「Auris」を活用した、ハンズフリーで楽しめるエンターテイメント体験だ。特別展が常設展示を全て見終わった後に位置していることから、海遊館の常設展示を回った後の来場者に「癒し」を届けることを一つのテーマとしており、海遊館の生き物やコンセプトを、海底をイメージした落ち着きのある楽曲と合わせて届ける。
制作にあたっては海遊館の協力のもと、ジンベエザメの実際の給餌シーンの収録を行ったほか、飼育員から海遊館の生き物の生態や魅力に関して繰り返し打ち合わせを行うなど、両社で深く連携を取り制作を行ってきたという。
■企画概要
· 会場:海遊館(大阪府大阪市港区海岸通1-1-10)
30周年記念特別展 「海遊館ミュージアム内」
· アクセス:大阪メトロ 中央線「大阪港駅」1番出口より徒歩約5分
· 体験料金:無料 ※別途、入館料が必要
タイムスケジュール
11月19日(金)
【第一部】11:30~12:15 (受付終了:12:05)
【第ニ部】12:30~13:15 (受付終了:13:05)
【第三部】13:30~14:15 (受付終了:14:05)
【第四部】14:30~15:15 (受付終了:15:05)
【第五部】15:30~16:15 (受付終了:16:05)
【第六部】16:30~17:15 (受付終了:17:05)
11月20日(土)-21日(日) ※二日間共通
【第一部】10:30~11:15 (受付終了:11:05)
【第二部】11:30~12:15 (受付終了:12:05)
【第三部】12:30~13:15 (受付終了:13:05)
【第四部】13:30~14:15 (受付終了:14:05)
【第五部】14:30~15:15 (受付終了:15:05)
【第六部】15:30~16:15 (受付終了:16:05)
【第七部】16:30~17:15 (受付終了:17:05)