東大発AIスタートアップ 燈と大成建設、新たな顧客価値の創造に向けた包括的な取り組みを開始

東京大学発AIスタートアップ 燈株式会社と大成建設株式会社は、AI技術を中心としたテクノロジーの活用による新たな価値の提供を目的に、包括的な取り組みを開始したと発表した。本取り組みでは、BIM(Building Infomation Modeling)を基盤とした大成建設の事業領域の中から、燈の持つ最先端テクノロジーによってビジネス価値を最大化し得るテーマを抽出し、複数の協働プロジェクトで成果を追求するとのことだ。

燈では、「日本を照らす燈となる」というVISIONのもと、産業が抱える課題を起点にAI技術を基軸としたDXソリューションの提供に力を入れてきた。今回、燈のAI技術を中心とした最先端テクノロジーと大成建設の業界における確かな知見・データの相乗作用による新たな価値の創出を目指し、包括的な取り組みを開始することとなったという。現在日本の産業は、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによって開かれるSociety 5.0の到来と共に、ビジネスモデルの変革期を迎えている。建設業においては、BIMを基盤とした新たなビジネスモデルの構築により、これまでにないイノベーションの可能性が開かれているという。今回の提携によって、燈の最先端テクノロジーを新たな事業領域から実装し、さまざまな課題の解決に向け複数のプロジェクトにて協働するとのことだ。

大成建設 ソリューション営業本部 AI・IoTビジネス推進部長 上田氏よりコメント:
「大成建設は「人がいきいきとする環境を想像する」というグループ理念のもと、「進化し続けるThe CDEキューブカンパニー」を目指し、今大きく変化しようとしております。
この度の東京大学発のスタートアップ企業である燈株式会社と創業140年を超える大成建設株式会社との連携は、燈株式会社が有する高度なデジタル・AI技術の活用により、新たな価値創造を可能にしていくものであります。デジタル活用による新たなサービス創出に向けて、協力して進んでいく所存です」

燈 CEO 野呂氏よりコメント:
「この度、大成建設様とのプロジェクトを通して建設業界DX推進に寄与することができ、大変光栄です。現在、建設業界においては職人の高齢化や書類業務の多さなど設計から維持管理までの業務プロセス内に様々な課題があります。今回の燈と大成建設様との包括的な取り組みにおいては、多くのプロジェクトテーマ候補から、現場に対するインパクトが大きいものを徹底的に吟味し、開発を行ってまいりました。我々は技術という側面から課題に向き合い、大成建設様と共にAIを用いて顧客に感動的な体験を与えられるよう尽力いたします」

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