記憶定着のための学習プラットフォームを提供するモノグサ、総額約18.1億円のシリーズBラウンドの資金調達

モノグサ株式会社は、新たにGlobal Brainをリード投資家として迎え、Z Venture Capital、米国セールスフォース・ドットコムの投資部門 Salesforce Ventures及び既存株主であるWiL、UB Venturesを引受先とする総額約18.1億円の第三者割当増資を実施したと発表した。

■資金調達の背景

同社は創業以来、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、人々の知的活動の根幹を担う記憶領域でイノベーションを起こすべく、事業を推進してきた。現在は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」を提供しており、塾や学校を中心とした教育機関にて3,400以上の教室で活用されているという。近年では、塾や私立学校にとどまらず、中国語教室などの語学教室、美容・医療系専門学校、従業員のスキルアップに力を入れる一般法人、外国人労働者の就労を支援する人材企業など、国内外で活用の幅が拡がりつつあるとのことだ。

Monoxerで学習した内容は、学校や塾といった組織のみならず、ユーザー個人に紐づく形でも蓄積される。今後は学校と塾といった横の連携に加えて、大学や専門学校、企業など縦の連携を深め、ユーザーを生涯に渡って支援するプラットフォームとなるべく、更なる事業推進に努めるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■調達資金の使途

プロダクト開発・人材採用へ積極投資をし、「Monoxer」の提供領域の拡張を推進する。

①公教育への展開
公立高校で導入されるようになり、大阪府羽曳野市や岡山県津山市をはじめとした複数の自治体での実証でも成果が出ている。今後は、より多くの公教育における活用を推進する。

②専門学校や大学等の高等教育領域への展開
既に専門学校や大学でも活用され始めているが、より広い分野での専門的な知識習得における活用を推進する。

③社会人教育領域への展開
リモートでの就労やジョブ型雇用が進むなど、働き方が大きく変化している。その変化に伴い、社員の育成のあり方も変化させる必要がある。Monoxerはリモートでの研修が可能であり、かつ一人ひとりのスキル・知識の定着度を可視化することができるため、今の時代に合った社員育成プロセスの構築が可能だ。また、近年注目が高まるリカレント教育やリスキリングにも応用できるものと考えているという。

④日本国外への展開
フィリピン、インドネシア、モンゴル等、日本国外でも活用事例が増えている。中長期的には、世界中の人々に届けられるように日本国外への展開も推進する。

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