記憶定着のための学習プラットフォームを提供するモノグサ、総額約18.1億円のシリーズBラウンドの資金調達
2021/12/20
モノグサ株式会社は、新たにGlobal Brainをリード投資家として迎え、Z Venture Capital、米国セールスフォース・ドットコムの投資部門 Salesforce Ventures及び既存株主であるWiL、UB Venturesを引受先とする総額約18.1億円の第三者割当増資を実施したと発表した。
■資金調達の背景
Monoxerで学習した内容は、学校や塾といった組織のみならず、ユーザー個人に紐づく形でも蓄積される。今後は学校と塾といった横の連携に加えて、大学や専門学校、企業など縦の連携を深め、ユーザーを生涯に渡って支援するプラットフォームとなるべく、更なる事業推進に努めるとのことだ。
■調達資金の使途
①公教育への展開
公立高校で導入されるようになり、大阪府羽曳野市や岡山県津山市をはじめとした複数の自治体での実証でも成果が出ている。今後は、より多くの公教育における活用を推進する。
②専門学校や大学等の高等教育領域への展開
既に専門学校や大学でも活用され始めているが、より広い分野での専門的な知識習得における活用を推進する。
③社会人教育領域への展開
リモートでの就労やジョブ型雇用が進むなど、働き方が大きく変化している。その変化に伴い、社員の育成のあり方も変化させる必要がある。Monoxerはリモートでの研修が可能であり、かつ一人ひとりのスキル・知識の定着度を可視化することができるため、今の時代に合った社員育成プロセスの構築が可能だ。また、近年注目が高まるリカレント教育やリスキリングにも応用できるものと考えているという。
④日本国外への展開
フィリピン、インドネシア、モンゴル等、日本国外でも活用事例が増えている。中長期的には、世界中の人々に届けられるように日本国外への展開も推進する。