学習履歴データ分析基盤の「Lentrance Analytics」、商用提供を開始

株式会社Lentranceは、同社の学習用ICTプラットフォーム「Lentrance(レントランス)」と連動して動作する学習履歴データ分析基盤、「Lentrance Analytics(レントランス アナリティクス)」の商用提供開始を発表した。

これまで「Lentrance Analytics」は、先行開発版として提供してきたが、自治体ならびに各関係者の協力のもとに実施した実証研究にて得られた知見を反映し、商用サービスとして提供することとなった。第一弾として、出版社向けのサービス提供を開始する。

今回の出版社向けサービスでは、デジタル教科書・教材等といった各種コンテンツの利用状況が確認できるダッシュボードを提供する。ダッシュボードではグラフや表によってデータが可視化されており、デジタル教科書・教材が「どのような傾向」で「どの程度利用されているか」を定量的に把握することが可能だ。また、データはコンテンツ紙面上にヒートマップで表示させることで、利用状況を直感的に把握することもできる。これらの機能により、コンテンツの制作や改善に定量的な視点を取り入れ、よりよいコンテンツ作りに活かすことが可能だ。
出典元:プレスリリース
「Lentrance」および「Lentrance Analytics」に蓄積された学習履歴データは、各種標準フォーマットへの対応を予定しており、校務システムや教育用SNSなど、他社ソリューションとの連携も可能になる。GIGAスクール構想の進展やコロナ禍への対応など、オンライン学習の機会増大が見込まれる中、「Lentrance」プラットフォームは学習履歴データの活用やシングルサインオン(SSO)への対応、様々な端末・OSでの利用などを実現。引き続き学習者や教育現場にとって有用なサービスとなるよう、文部科学省の方針も踏まえながら機能強化を進めるとのことだ。

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