メタバースを活用した医師によるヘルスケアサービス「メタバースクリニック」が開始

株式会社comatsunaは、メタバースを利用した医師による、悩み相談、自助グループ、座談会等を開催するサービス「メタバースクリニック」を開始したと発表した。

■メタバースクリニックとは

メタバースクリニックとは、メタバース上で匿名のアバターとして参加し、医師による悩み相談、自助グループ、座談会等が無料で受けられるヘルスケアコミュニティサービスだ。これまでメタバースは、主にエンターテイメントやゲーム、イベント、オフィス利用等の分野を中心に発展してきたが、近年、ますますその勢いが加速している。そんな中、同サービスは現役医師が主導し、ヘルスケアにおけるメタバースの可能性に着目したサービスとして発展を目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース

■メタバースで始まる新しい「つながり」の創出

出典元:プレスリリース
同社代表は、精神科医、産業医として、これまで臨床現場で感じてきた問題意識から同サービスを着想したという。WHOによると2030年には、うつ病が疾病負荷で世界第一位になると発表されており、全世界的なメンタル不調への解決が急務となっているとのことだ。また、新型コロナウイルス感染症の拡大がそれに追い討ちをかけ、未だに先行きの不透明な状況が続いている。このような状況下で医師として痛感したのは、人が困難な状況や絶望的な状況にあっても希望を持ち、それでも前を見て進む為に有効なソリューションは、治療薬や医療機器のみならず、「孤独の解消」や「つながり」にあるということだという。comatsunaでは、ヘルスケアとしての「つながり」の持つ力をテクノロジーで最大化すべく、メタバースの可能性に着目し同サービスをリリース。同サービスにより、メタバースを利用した新たな「つながり」のカタチが、人々の孤独や不安の解消に貢献していくことを目指している。収益化方法はユーザーからの参加料に頼らずスポンサー収入を想定しており、スポンサーはイベントの開催される空間内に広告を掲載することができる。それらがユーザーの目に触れるのみならず、イベントの一部をコンテンツとして配信することで広告価値を高める仕組みを採用している。

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