NTTドコモ、災害などにより利用困難となった携帯電話サービスエリアの早期復旧を目的に「ドローン中継局」の運用を全国で開始
2022/2/10
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、災害などにより利用が困難となった携帯電話サービスエリアの早期復旧を目的に、2022年2月9日から「ドローン中継局」の運用を全国で開始すると発表した。
・「ドローン中継局」の運用開始日
2022年2月9日(水)から全国で運用開始
・「ドローン中継局」の概要
「ドローン中継局」は、ドローンに専用の小型中継局を搭載し、周辺のドコモの基地局電波を上空で捉えて中継することで、災害などで被害を受けたエリアに臨時のエリアを形成する装置だ。陸上から電源を供給し、係留した状態で運用される。
<スペック>
サイズ(D×W×H):1620×1620×1000mm
耐風性能:10m/s
通信方式:3G/LTE(LTEはFDD方式のみ)
対応周波数:800MHz帯、2GHz帯(ドコモ周波数のみ)
<想定される利用シーン>
河川や道路沿いといったエリアの端など
ドコモでは、「ドローン中継局」の飛行訓練に加え、電波法令改正後は、商用の無線局免許を取得し、災害対応時のエリア復旧を想定した訓練を実施している。
<訓練模様>