空き情報配信プラットフォーム「VACAN」、導入自治体が200を突破

株式会社バカンは、同社が提供する、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」が、2022年2月に全国で200を越す自治体への導入を達成したと発表した。

これにより、災害時には13,000カ所以上の避難所の混雑情報をリアルタイムに可視化することが可能となる。サービスの日本での人口カバー率は、2月末時点で19%を突破した。コロナ禍や出水期を控える中、予期しない災害に備え全国の自治体での導入が加速している。

■導入の背景

コロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)や密の回避などが求められる。新型コロナウイルスの感染対策は災害時に開設される避難所でも例外ではなく、距離の確保や体調不良者のゾーニングなどが重要になる。一方で、そうした状況下においては各避難所の収容可能人数が従来と比べ少なくなる可能性があり、一部の避難所に人が集中することを避け、分散して避難をすることが必要になる。

こうした背景から災害発生時に避難所を開設する際、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を利用し、避難所のリアルタイム空き情報を配信する。VACANには、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧できる「VACAN Maps」という機能があり、避難する人はこのVACAN MapsにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、各避難所の位置や混み具合を確認することができる。​混み具合の情報は、各避難所の職員がインターネット上の管理画面から操作することで更新する。表示は、「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階だ。

現在、全国の自治体でVACAN Mapsの避難所への活用が進んでおり、2020年8月に東京都の多摩市が導入して以降、1年半で13,000箇所、200を超える自治体が導入している。サービスの人口カバー率は19%を突破した。
出典元:プレスリリース

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