ダッシュボードでデータをうまく伝えるノウハウを体系化・資料化した「チームで使うダッシュボード」のレシピが開発
2022/4/12
株式会社ダッシュボードは、指示待ち部下の対応に悩む上司などに向けた、人の意思に頼るのではなく無意識で行動を促す「チームで使うダッシュボード」のレシピを開発したと発表した。同時に、本レシピを用いた企業向け研修を2022年4月中旬より、実施・販売開始する。
■「チームで使うダッシュボード」のレシピとは
また、部下が指示待ちとなる理由はさまざまだが、ゴールが曖昧、現在地が不明、フィードバックが足りないといった類の上司の指示や評価が適切にできていないケースでは、必要な情報がうまく共有できていないといえるという。それが分かっていても解決できていない主な要因は、共有する「内容が足りない」か「回数が少ない」か、または両方とのことだ。この課題に対し、日頃のコミュニケーションを見直すのに加え、わかりやすく、繰り返し何回も、言葉よりも鮮明なデータでコミュニケーションできるデータダッシュボードこそが「補佐役」として機能する理由について解説されている。
チームで使うデータダッシュボードの設計にとどまらず、どうやって部下を自然に引き込み、意思疎通のためのコミュニケーションを促進させることができるかについて、デザインと運用のアドバイスについても言及している。チームに貢献できる理由の明確化、機能するデザインから効果を高める運用方法まで網羅した、理想のダッシュボードを手に入れるための手順書になっているとのことだ。
■レシピ開発の背景
データがあるのに見られていない問題は、部門内の話だけでなく、経営陣と従業員、部門間においてはさらに数多く発生しがちで、経営資源として重要なデータを全社で活用してDX化を進めようとしている組織において、データ共有できているはずなのにうまくいかないケースの隠れた原因の一つになっているという。
データダッシュボードは、このような共有しているはずなのに見られていないがために、組織内で意図しない「データの独占」が発生してしまう問題を解決する一手になり得るという。必要な情報を見やすくまとめ、新鮮なリアルタイムデータを、より多くの目に届けることが手間なく自然にできるというデータダッシュボードの長所があるとのことだ。
ところが、データダッシュボードというと、一般的に、一部のデータアナリストが分析するものといったイメージが先行してしまっているため、チームに見せて行動を促すものとしての利活用は、先進的なデータ主導型組織のみにとどまり、限定的だ。そこで、チームで使うをテーマに、ダッシュボードでデータをうまく伝える方法、その効用から構築のコツまで一通り実現できるノウハウを体系化・資料化し、データをうまく見せる工夫をするという比較的シンプルな方法で、チームパフォーマンスを高められる可能性をもっと多くの組織で見つけてほしいという想いから本レシピは生まれたとのことだ。
■「チームで使うダッシュボード」レシピの特徴
・失敗しないボードのデザインについて学べる。
・うまく運用するためのコツについて学べる。