パーソナルモビリティ「RODEM」、漆塗り蒔絵加工を施した特別モデルを製作

株式会社テムザックは、パーソナルモビリティ「RODEM(ロデム)」に、株式会社佐藤喜代松商店による漆塗り蒔絵加工を施した「RODEM」漆塗り特別モデルを製作したと発表した。

出典元:プレスリリース

■先端技術×伝統工芸 コラボレーションの経緯

テムザックは、2000年に福岡で創業したロボットメーカーだ。2016年に、先端研究を行う研究所を京都・西陣に開所したことをきっかけに、2021年には本店を京都に移転した。西陣に研究所を構える中で、京都の伝統工芸技術を身近に触れ、ロボットとのコラボレーションができないかと考えていたという。そして、京都市から提案を受け、京都の老舗漆企業「佐藤喜代松商店」と協業し、漆塗り加工を施したRODEM漆塗り特別モデルの開発に至ったとのことだ。

■今後の展望

テムザックは、RODEMのようなモビリティに、観光案内、多言語翻訳、経路案内などのアプリケーションを搭載し、街中でシェアリングすることで、駅や駐車場から目的地までのラストワンマイルの移動、過疎地域の交通手段、観光地での移動+α(観光、買い物、エンターテインメント)等として活用することを目指している。全国各地で、公道実証実験や自動運転化研究、荷物の配送への応用研究などを進めてきたが、今後は、実証実験ではなく事業モデルとして、京都から世界へ展開していきたいと考えているとのことだ。

■RODEM漆塗り特別モデルの特徴

「RODEM」に漆塗り蒔絵加工を施した特別仕様。黒あるいは朱色の漆と、金箔、螺鈿(アワビ)、金蒔絵を組み合わせている。今回使用されている漆「黎明」は、株式会社佐藤喜代松商店と(地独)京都市産業技術研究所が共同で開発した新たな精製方法である薄膜旋回分散法を用いた新規分散生漆で、これまでにない高い光沢感・透明感のある漆だ。
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