NTT西日本、名古屋大学ら、商店街での産官学民連携のイノベーション創出を目指し「AIラボ」を設立し共同研究を開始

円頓寺商店街振興組合(以下、商店街組合)、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学大学院情報学研究科安田・遠藤・浦田研究室(以下、名古屋大学安田・遠藤・浦田研究室)、西日本電信電話株式会社 東海支店(以下、NTT西日本)、NECソリューションイノベータ株式会社は、円頓寺商店街にデータ取得環境の構築と「AIラボ」を設立し、地域ニーズの変容を的確に捉えた継続的な商店街の機能活性化を検証する共同研究を開始すると発表した。

■背景

円頓寺商店街は、少子高齢化やコロナ禍で既存の顧客が減少する中、周辺地域のマンション開発により増加した新しい住民にも本商店街を利用してもらうためには、従来のアナログ的なアプローチからの脱却が課題だったという。そこで、時代の移り変わりや地域ニーズの変容を的確にキャッチした商店街活性化等に向け、本商店街を運営・管理する商店街組合と、商店街の活性化やまちづくりについて研究する名古屋大学安田・遠藤・浦田研究室、DX推進の各種ソリューション・ノウハウをもつNTT西日本、画像解析や人流分析の専門的な技術・ノウハウをもつNECソリューションイノベータの4社が連携し、デジタル技術の活用やデータ分析による商店街活性化等に向けた取組の検討を進めてきた。そして今回、活動拠点およびイノベーション創出の場として「AIラボ」を本商店街に新たに設立し、本格的に取組を進めていくことになったとのことだ。

■取組内容および連携イメージ

全国の商店街の中でも先進的な取組として、AIカメラ、GPSデータにより人流・行動データや属性データ等を収集し、AIラボを活用して商店街内外の関係者(ベンチャー・スタートアップ企業含む)と意見を交わすことで、新規サービスや施策の検討、本商店街の店舗運営改善、販促活動の改善、空き店舗の有効活用等を実施する。
①データ取得環境の構築
②AIラボ開設
③共同研究事業立ち上げ
④ビジネスピッチコンテスト開催

<AIラボを活用した産官学連携イメージ>
出典元:プレスリリース

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