ソニーの予測分析ツール「Prediction One」、AI活用のユースケースが検索できる「Prediction One AI事例ナビ」を公開

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」を用いたAIの活用方法の検索サイト「Prediction One AI事例ナビ」を、2022年4月26日に公開したと発表した。

本サイトでは、店舗の在庫管理やサービスの会員維持など、企業が抱えるビジネス課題に対し、AIを活用した解決へのアプローチとなる具体的な事例を紹介している。「Prediction One」の導入を検討している企業や、すでに導入済の企業は、業界・職種別の20以上のユースケースから、予測分析を実行するために必要なデータ項目や、予測分析による成果などを参照できる。この取り組みにより、課題解決に加えてAI活用のアイディアを見つけることが可能になり、また、事例ナビに沿ってデータを揃えることで、より簡単に予測分析が実行できるようになる。
出典元:プレスリリース
「Prediction One」は、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても数クリックの簡単な操作で予測分析ができるツールだ。これまで一部の専門職に限られていたAIによる予測分析を、一般ユーザーのパソコンからシンプルで直感的なインターフェースを通じて簡単に利用することができ、サービス開始以来、AI活用の裾野を広げてきた。一方で、ツールの導入にあたり、利用者から以下のような声があったという。
・ AIをどういった領域に活用すればよいのかわからない
・ 自社が取り組みたい領域に対して、どのようなデータを揃えればよいのかわからない
・ 自社の業種・業界・職種に当てはまるAIのユースケースを知りたい
・ 他社がどのようにAIを活用しているのか知りたい

これらの課題やニーズに対し、ソニーグループ内で蓄積したユースケースや、「Prediction One」の導入支援において得られたナレッジを集約し、今回のサイト公開に至ったとのことだ。本サイトを通じて、ビジネスの現場に直結するテーマに沿ったノウハウを提供する。

■「Prediction One AI事例ナビ」概要

主な特長:
・20を超えるユースケースを掲載 (※随時拡充予定)
業種、業界問わず様々な事例が用意されている。
<例>
店舗の商品売上予測による在庫管理
サブスクリプションサービスの解約率予測による退会抑止
コールセンターの入電数予測によるオペレーター人員配置
成約予測による有望顧客の絞り込み
カレンダー情報を用いた来店数予測による在庫・発注管理

・予測分析の実現に必要なデータ項目、結果の活用方法を掲載
各ユースケースにおいて、「ビジネス課題」、「予測分析による解決」、「必要なデータ」、「予測の活用と想定される導入効果」の情報を揃えている。これにより、AI導入を検討している人は、AI活用をスムーズに始めるための情報をまとめて分かりやすく得ることができる。

「サービスの退会予測」についての画面
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
対象・利用イメージ:
AI導入を検討している導入推進者、AIによる事業変革を検討しているDX推進担当者

提供開始:
2022年4月26日

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