「デジタル人材採用に関わるシステム・ツールカオスマップ」が公開

株式会社overflowが運営する「Offersデジタル人材総研」は、デジタル人材採用に関わるシステム・ツールカオスマップを公開したと発表した。

■デジタル人材の需要の高まり

昨今、最先端のデジタル技術を活用して企業に対して新たな価値提供ができる「デジタル人材」の需要が高まっている。DXをはじめとするIT投資の増加に対し、少子化や雇用形態にとらわれない働き方の多様化を背景に、日本国内におけるデジタル人材の求人倍率は年々増加傾向にある。このような背景から、日本国内における企業のデジタル人材の採用を支援するシステム・ツールが増加するなど、注目が集まっている。同社では、企業のデジタル人材採用に関わるシステム・ツールを、「認知・興味」「応募」「選考」「管理」の4つに分類・整理し、カオスマップを作成したとのことだ。
出典元:プレスリリース

■デジタル人材採用に関わるシステム・ツールのカオススマップサマリ

1. 認知・興味
従来の人材紹介であればエージェントが企業の代わりに企業・事業紹介をすることが一般的だ。しかし、企業が候補者に直接声をかけるスカウトサービスの拡大により、スカウトの開封率や返信率を上げるための工夫が求められている。さらに、認知・興味を拡大するためにテックブログや勉強会、セミナーといったエンジニアイベントも活発に行われており、それらに特化したサービスが増加している。

2. 応募
数多くのスカウト媒体が登場している。スカウト媒体の中でも、特色が分かれており、媒体ごとに登録者の傾向や数、返信率なども異なる。自社の求める人物像やスキルセットなどを踏まえたサービス選択が必要だ。

3. 選考
オンライン採用向け、動画面接サービスが拡がりをみせている。振り返りができるように録画ができるものや、候補者が面接動画を登録し企業が閲覧するタイプのものもある。また、採用コスト・提示年収の増加に伴い、候補者により確からしさを求める傾向が強くなっており、リファレンスチェック・適性検査のサービスもある。

4. 採用管理
選考フローの複雑化により、候補者を統合管理するソリューションであるATS(Applicant Tracking System)が拡大している。これにより、選考フローを候補者別に管理するだけでなく、契約している人材紹介会社にATSアカウントを発行し、システム経由で推薦を受けるというフローが一般的になっている。

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