Idein、JR東日本駅構内の店舗でAIカメラを活用したオンライン接客の実証実験を開始

Idein株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)が開業する「Eki Tabi MARKET(以下、えきたびマーケット)」にて、JRE MALLのオンライン接客型店舗「JRE MALL Meet」のサービス開始にあたり、ActcastのAIカメラを活用した実証実験を2022年6月30日より開始すると発表した。

■実証実験概要

Ideinの提供するActcastのAIカメラと、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)の提供するWeb会議システム「Webex」を組み合わせることで、オフラインとオンラインが融合した新たな購買体験を提供する。具体的には、AIカメラを使ってJRE MALL Meetへの来店人数の把握と顧客の属性分析を行うほか、JRE MALL Meetに設置されたサイネージや商品の視認率の計測を行う。また、今回新たな取り組みとして、ビジネスチャットツールである「Slack」と連携している。店舗に来店があるとオンライン接客を担当するスタッフへSlackで通知が飛ぶようになっており、スムーズなオンライン接客を実現する。

オフラインからオンラインの購買行動がシームレスに繋がることにより、Webマーケティングでは当たり前に行われているファネル計測がリアル店舗においても可能になる。OMO(Online Merges with Offline:リアル店舗とオンラインショップの融合)による新たなマーケティング施策とその効果測定を繰り返すことができ、より良い顧客体験の提供が可能になる。なお、エッジAIプラットフォーム「Actcast」を利用しているため、データ収集で個人が特定されない。取得した情報はAIカメラ内で処理され解析結果はテキストデータのみとなるため、顧客のプライバシーに配慮した情報活用が可能となっている。

・実証期間: 2022年6月30日(木)~ 9月30日(金)
・場所:えきたびマーケット(大宮駅構内 改札外)
・AIカメラ設置台数:4台
・取得データ:通過人数(Slack連携による通知機能)、サイネージ/商品の視認率計測、顧客属性(性別・年代)
・実施目的:JRE MALL/JRE MALL Meetの利用率の向上、店舗内商品購入率の向上
出典元:プレスリリース

■「えきたびマーケット」および「JRE MALL Meet」について

「えきたびマーケット」は、JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」の一環で、JR大宮駅構内に、地域・地方とつながる場として、4月に先行開業している「駅たびコンシェルジュ大宮」に加えて、「イベントスペース」「シーズンショップ『コレもう食べた?』」「STATION BOOTH」などを開業し、毎日の暮らしを便利にするサポート機能と、各地の魅力を楽しむ情報発信機能を備えた新たな場として6月30日に全面開業するものだ。「JRE MALL Meet」は、JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」で販売している商品の中から旅や地域産品をテーマにした商品を定期的に入れ替えながら陳列して販売する。来店客は実際に商品を手に取りながら、気になる商品があれば画面越しにオンライン接客を受けながら「JRE MALL」で購入できる仕組みになっている。
出典元:プレスリリース

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