Eco-Pork、農水省スマート農業実証プロジェクト「データ活用型スマート養豚モデルの実証」事業を完了

株式会社Eco-Porkは、農林水産省スマート農業実証プロジェクト「データ活用型スマート養豚モデルの実証」に実証開始当初より参画しており、実証事業の終了時評価にて目標通り成果達成と評価を受けたと発表した。

■「データ活用型スマート養豚モデルの実証」について

本実証は、養豚の生産から出荷に関わる各種先端技術を導入し、データを蓄積・活用することで技術面・経営面から最適な生産体系の構築を目指し、国際競争力強化に向けた養豚経営モデルを実証する取組だ。同社は、養豚業に関わるデータを一元化・分析し養豚経営判断をサポートするICTソリューション「Porker」及びIoTセンサー(飼育環境測定器)を提供することで生産量向上の実証を行うとともに、各種ハードウェアとのデータ連携基盤の開発を行った。

構成員:国立大学法人鹿児島大学、株式会社Eco-Pork、NTTテクノクロス株式会社、株式会社田中衡機工業所、農事組合法人清和畜産、鹿児島県経済農業協同組合連合会

■実証成果について

①Porkerのデータ分析を活用することで、1母豚あたりの年間生産頭数3.5頭向上(13.8%増)、売上換算7,980万円の向上に貢献した。
②IoTセンサーによる環境センシングデータとPorkerをデータ連携し、豚の疾病予防に貢献した。
出典元:プレスリリース
・環境情報センシング(豚舎内温度・湿度・空気熱量、外気温湿度)
出典元:プレスリリース
・生産性の低い母豚アラートレポート
出典元:プレスリリース
・分娩状況進捗レポート
出典元:プレスリリース

■実証成果に対する評価コメント概要

・千葉県では豚の分娩頭数、離乳頭数、⺟豚回転率については、⽬標を上回る成績を実現している。
・鹿児島県では豚熱の発⽣で種豚を⼗分確保することができず、適切な評価が困難であった。
・データ収集については必要なデータが収集されており、実証で⽣じた課題についても的確に分析、その対応策も検討されている。

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