NECら、伊勢市とまちの活性化に向けた観光DX実証事業を開始

日本電気株式会社(以下、NEC)、ORIGINAL Inc.、一般社団法人日本地域国際化推進機構の三者は、スマートシティ伊勢推進協議会と連携し、観光を通じた伊勢市の活性化に向けて、夜間・早朝の新たな時間市場の創出、観光資源の多様化などによる来訪者の周遊促進や滞在時間の延伸、満足度向上を目指す実証事業を2022年7月22日から開始すると発表した。

本実証事業は、従来の観光に加えて、スマートシティ推進の観点からも取り組むことで、地域の観光課題を見出し、その解決方法を探る。これらの取り組みを通じて観光起点の行動データ等を蓄積・分析し、地域のマーケティングデータとして活用することで、観光を軸とした地域経済の活性化によって好循環なまちの営みを創出し、持続可能なまちづくりの実現を目指す。

本実証事業では、LINE公式アカウント「Desika:伊勢でしか」を通じてサービスを提供する。本サービスは、NECのイベントDXサービス「FORESTIS(フォレスティス)」を活用し、NECと、シティガイド「タイムアウト東京」を運営するORIGINALが共同で企画開発を行う。

「Desika:伊勢でしか」には、タイムアウト東京編集部が独自の目線で取材・編集したガイドコンテンツ「伊勢市駅周辺でしかできないこと」を収録し、来訪者の目的地が決まっていない場合でも、チャットボットが来訪者との会話を通じて状況に応じたおすすめの店舗や観光スポットを紹介する。さらに、伊勢市駅周辺の店舗・施設などで使える特典を提供するなど、来訪者の滞在体験の向上を支援する。

なお、本実証事業は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた、伊勢市における、旅行者のための受入環境・基盤整備や地域観光資源の発掘・魅力向上を目指す観光事業施策の一環として、地元の事業者や観光協会などと協力し実施するとのことだ。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

■実証の概要

・実施期間:2022年7⽉22⽇〜10⽉31日
・実施地域:伊勢市駅前周辺エリア

■実証の目的・目指す効果

目的
・観光資源の多様化(資源の掘り起し/磨き上げ)
・新たな時間市場の創出
・観光客データ分析

目指す効果
・多様な観光資源を揃えることで分散・周遊を促進
・夜間/早朝のコンテンツを作成し滞在促進に寄与
・ガイドコンテンツ化、ストーリー構築によるインタープリテーション実現

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