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日本の伝統工芸をNFTで活性化するプロジェクトが開始

株式会社KT VACEは、伝統工芸品一点ものを創作してもらえる権利が付与されたNFTの販売を開始すると発表した。

■概要

同社は今回、日本の課題となっている伝統工芸に着目し解決を目指す。伝統工芸は、昭和59年をピークに年々従事者が減少しているという。
出典元:プレスリリース
伝統工芸の衰退は大きく3つの要因と見られているとのことだ。
・伝統工芸は、売れない、儲からない
・職人が作ること以外を行うのが難しい
・後継者不足

同社は、伝統工芸×NFTプロジェクトを立ち上げ日本の文化と伝統を守るため、同社が提供する新たなテクノロジーでこれらを解決する活動を始めた。そして7月18日に第一弾の展開として、「伝統工芸の職人に一品物の制作依頼ができる権利」を付与したNFTを世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で販売開始した。

伝統工芸家は、すでに淡路市在住の書道家、陶芸家などが参画している。将来的には、少なくとも100人の伝統工芸家の参画を目指しているとのことだ。

■伝統工芸×NFTプロジェクトとは

日本の素晴らしい伝統工芸品は、伝統工芸家の想いが込められた唯一無二の芸術品だ。しかし、儲からない、担い手がいないという状況で衰退の道をたどっている。このまま何も手を付けなければ、日本から伝統工芸品がなくなる可能性も否定できないという。そんな日本の伝統工芸品を世界に発信し、素晴らしい伝統工芸品をNFTと絡めて販売し、伝統工芸の新たな収益源をもたらし、伝統工芸を守っていくことを目的に立ち上げられたとのことだ。近年、NFTという新しいテクノロジーにより、アートや音楽などが売買されていて、商品数、購入者数は急増している。同社は、NFTを活用することで、伝統工芸品を日本のみならず世界中の人々に手にとってもらえる場を創りたいと考えているという。また、作品に込められた伝統工芸作家の想いも発信するとのことだ。

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