Salesforce、営業スキル強化のための学習コンテンツをSales Enablement内で無償提供

株式会社セールスフォース・ジャパンは、Sales Enablement内で、営業スキル強化を中心とした社員育成のための学習コンテンツを順次無償で提供すると発表した。

Sales Enablementは、従業員オンボーディングの強化、Salesforceユーザーの定着化、生産性の飛躍的な向上、企業文化の醸成のための学習プラットフォーム(製品)だ。これまで本製品は、顧客独自の社内資料や情報をまとめてコンテンツを作成することで社員教育に効率的に取り組むことが可能だったが、一方で、Salesforceの営業ベストプラクティスについても学びたいという声も多くあったという。

今回提供するコンテンツは、これまでTrailheadにて提供していた一般的な製品利用方法の紹介に止まらず、営業成果を上げるための実践学習コンテンツが多く含まれる。中でも、Salesforceの営業ベストプラクティスコンテンツは、これまでSalesforceが培った営業ノウハウについて余すことなく学習することができる内容となっており、顧客が成果を出せる営業育成の支援になる。提供コンテンツは合計70を超え、営業の考え方、商談への取り組み方などの営業基礎スキル強化をはじめ、コンタクトセンターの人材育成やDX人材育成、Sales CloudやService Cloud活用方法など同社製品の活用方法に至るまで幅広いテーマを取り揃えているとのことだ。

■概要

・提供コンテンツ:
合計71コンテンツ(2022年8月末予定)

営業:商談スキル
商談醸成からクローズまでの営業ノウハウを詰め込んだ学習コンテンツで営業の生産性向上を加速

営業:インサイドセールス
インサイドセールス立ち上げ・育成に取り組む顧客向けの、未経験者を対象にした営業基礎知識の学習コンテンツ

Salesforce活用
業務オペレーションの遂行能力を高める学習コンテンツ「基本のSalesCloudの使い方」

DX人材育成
DXを推進する土壌づくりとしてITスキル/考え方など基礎知識の習得を促進

・提供スケジュール:
2022年8月末までに第一弾として上の71コンテンツを提供完了予定
対象:Sales Enablementを契約中の顧客

Sales Enablement機能概要①
Sales Enablementを利用する顧客は、Salesforceのノウハウが詰まった学習コンテンツを追加費用なしで利用することができる。また、デスクトップ、ノートパソコン、スマートフォンなど、複数の端末から場所を問わず気軽に学習することができる。
出典元:プレスリリース
Sales Enablementを契約すると、顧客は契約直後よりこれらのコンテンツを利用することができる。顧客は自社におけるコンテンツ作成の負荷を軽減できるだけでなく、これらのコンテンツを活用することで、自社内における営業育成プログラムを大幅に強化することができる。また、Sales Cloudを活用している場合、学習実績と営業実績との相関を含めた分析が可能になり、社員一人ひとりに合わせた「業務成果を出すための学習」を促す仕組みが提供できる。

パンデミックを経て、企業は、顧客の高まる期待に答えながら、多くの業務をこなし、厳しい労働競争環境を乗り切らなければならないという現実に直面している。特に、育成担当者は限られた人数で、時には数百人規模の育成を通し、業績に貢献することが求められている。Salesforceは、学習の仕組みを通じて担当者が自走して学びやすい環境を整備するとともに、これまで同社が培ったノウハウを提供することで、今後もプロフェッショナル人材の育成ならびに顧客の成功に貢献するとのことだ。

Sales Enablement機能概要②
独自の学習コンテンツを作成することが可能なSales Enablementの学習環境
出典元:プレスリリース
インサイドセールス人材育成コンテンツ例
出典元:プレスリリース

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