三井住友海上火災保険とHARTi、NFTアート専用保険の提供を開始

株式会社HARTiは、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険株式会社と、HARTiが運営するNFTマーケットプレイスに出品する出品者向けに専用保険の提供を開始すると発表した。

HARTiはNFTアートの普及推進に向け、2022年4月に開始した「HARTi」の出品アートに今回開発した専用保険を無償で付帯する。
出典元:プレスリリース

■NFTアート専用保険の特長

(1)保険対象:「HARTi」に出品されたすべてのNFTアート
(2)補償内容:第三者の不正アクセスにより、NFTアートの所有者アドレスが改ざんされ、第三者へNFTアートが移転してしまった場合に、出品者の損害を補償
(3)保険料:HARTiが保険料を負担し、出品者へ無償で補償提供
(4)補償金額:出品価格を参考値として作品ごとに決定(50万円限度)

■開発の背景

ブロックチェーン技術の一つであるNFTがアートマーケットに与える将来的なインパクトは大きくインターネットやSNSがアート市場のオンライン化を加速させたように、3~5年以内に世界的に巨大な市場を形成することが予想されるという。NFTの登場により、デジタル資産を「所有」する時代が到来し、デジタルアートマーケットは、急激な発展が期待されている。一方、NFTアートは有形の絵画等の美術品と同様に、盗難や損壊事故の発生も予想されるため、NFTアートの普及には、NFTマーケットプレイスの健全な発展と保険による出品者の安心感の向上が不可欠だ。そこで、HARTiと三井住友海上は、NFTマーケットプレイスの運営開始に際して専用保険の提供を開始したとのことだ。

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