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浦和学院高等学校、VRを活用した「メタバース留学」を実施

株式会社CURIOUS WORLDは、同社が提供するオンライン・VR英語学習の体験授業を、浦和学院高等学校の生徒を対象に実施したと発表した。

■実施背景

出典元:プレスリリース
多くの生徒が希望する海外留学や海外研修も、新型コロナウイルスの影響により、ここ数年は断念せざる得ない状況だったという。そのような環境下でも、英語学習を楽しんで継続できるように、同社では様々な学習方法を取り入れている。中でも仮想現実空間に入り込んで実践的な英会話を体験できる、VRを使用した学習「メタバース留学」が注目を集めている。国際化意識が高まる今日、埼玉県にある浦和学院高校は海外留学プログラムを取り入れている。今年は国際類型グローバルコースの2年生が、オーストラリアへ留学へ行くことが決定した。対象の12名の生徒が、少しでも留学期間を充実したものにできるよう、事前学習として同社のメタバース留学を体験したとのことだ。

■VRによる英語学習

出典元:プレスリリース
仮想空間では、様々なシチュエーションに入る。例えばファストフードを模した空間では、現地にいるフィリピン人講師がスタッフ役・生徒が客役を演じながら対話をするため、実際にその場所にいる感覚が味わえ、通常のオンライン英会話と比べると「英語を使って実践的なコミュニケーションをとっている」意識が強く感じられるという。同社では事前に、仮想現実空間での学習をスムーズに体験するため、テキストを用いてオンラインレッスンを実施した。事前にインプット学習を行うことにより、話すことへの抵抗や恥じらいが軽減され、それ以降のコミュニケーションがよりスムーズに、効果的なものになることを目的としている。従来の英語学習でありがちな、活字としての読む英語ではなく、実際の生活で使う英語を学ぶことは、留学をより現実的な出来事と捉え、これから体験する海外生活をさらに魅力的に、楽しくさせる効果が期待できるとのことだ。

■目的に合わせたシチュエーション

出典元:プレスリリース
渡航までの準備や実際に現地の生活で想定されるシチュエーションを体験した。ファストフードショップでは、実際に注文をする。店舗ではハンバーガーだけでも数種類、さらにはトッピングなども多くあるため、実際に店に行くと驚き、自分の欲しいものが注文できなかったという経験を多くの人がしているという。他にはスーパーでの買い物や、ホームステイ先での会話、空港でのチェックインなどの練習も行った。生徒同士でロールプレイングの練習をするなど、講師が案内をしながら進める。商品が並んでいる棚やレジ、空港職員の映像などが映し出されるので、視覚的情報がリアルに刺激され、いつも以上に能動的な英会話学習が期待されるとのことだ。

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