スマートフォンにかざすだけで終活や相続対策を始められるNFCカード「スマート相続Its-Ca」が法人向けに提供開始

イツカはスマートフォンにかざすだけでクラウドサービスに接続して終活や相続対策を始められるNFCカードだ。スマホにタッチするだけで登録完了するため面倒なIDやパスワードの管理は不要で、生体認証を組み合わせることでセキュリティも万全だ。また万が一の事態が発生した際も、相続人（家族）がスマートフォンにかざすことで相続資産や遺言書にアクセスして相続手続きを開始できるため、生前の終活から死後の相続実務まで支える終活アイテムとして利用できる。

終活や相続対策の手続には財産目録、遺言書や信託契約書、エンディングノートの作成や管理が不可欠だ。従来これらの作業は紙の書類で行われることが一般的だったが、作成や更新作業の面倒さや原本書類が複数存在するなどのリスクがあり、また昨今増加するデジタル資産への対応が難しい課題があったという。これらの課題を解決するため、同社は終活・相続対策をスマートフォンで行う「サラス」を提供しているが、サラスのようなクラウドサービスは利便性の向上やデータ重複の問題は解消できる一方で、アカウントの有無やログイン情報を相続人や家族が把握しにくく、本人が死亡した後にアカウントや登録情報にアクセスできなくなるリスクがあった。こうした現状を鑑みて、イツカはアナログの特長である「手元に残せる」メリットとデジタルの強みを融合することで現存する問題をスマートに解決する「クラウド連携NFCカード」として開発されたとのことだ。

個人向けの商品提供に先立ち、法人向け商品として主にエンディング産業事業者を対象にイツカ法人パッケージの提供を開始する。パッケージを購入することでクオカードのようなオリジナルデザインのイツカを発行が可能になり、購入社専用のオンライン相続サービス「サラス」マイページと連携することで「自社の終活サービス」として展開することが可能になる。