大日本印刷、健診機関にICT特定保健指導ツールと継続支援代行サービスの提供を開始

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、スマートフォンでオンライン診療や特定保健指導を支援する「DNPオンラインヘルスケア支援アプリ ホスピタルリンク」の提供先を、ICT(情報通信技術)を活用した特定保健指導の導入を検討・推進する健診機関に拡大し、アプリ単体の利用や、初回面接(生活習慣改善計画立案)後の継続支援(改善状況確認や健康情報提供)を代行するBPO(Business Process Outsourcing)サービスを開始すると発表した。

■「ホスピタルリンク」提供先の拡大背景

働き方改革やコロナ禍等をきっかけに、テレワークなど企業・団体等の働き方が変わるなか、従業員等の保健指導の方法も多様化し、対面のほか、テレビ電話ソフトやスマートフォン等のICTツールを活用した指導が進んでいる。ICTを活用した特定保健指導の導入を検討・推進する健診機関のニーズも高まっており、それに対してDNPは今回、企業や健康保険組合向けに提供してきた「DNPオンラインヘルスケア支援アプリ ホスピタルリンク」の製品・サービスを健診機関に提供することとしたとのことだ。
出典元:プレスリリース

■健診機関向けに提供する「ホスピタルリンク」の特長

「ホスピタルリンク」は、ICT特定保健指導の対象者に固有のIDを付与することで、指導予約の調整、初回面接、継続支援を1つのアプリで完結できる。厚生労働省が示す「第3期特定健康診査・特定保健指導」にも対応しており、テレビ電話機能を使った面接と、チャット機能を使った継続的な支援を組み合わせて、多様な保健指導を実施することができる。

1.アプリ単体の利用のほか、継続支援を代行するBPOサービスにも対応可能
「ホスピタルリンク」のアプリ単体の提供に加え、特定保健指導の実施機関であるICTヘルスケアサポートセンターという組織を運営し、継続支援を代行するBPOサービスにも対応する。

2.高いセキュリティの通信で、配慮が必要なデータなどを安全にやり取りが可能
「ホスピタルリンク」は、厚生労働省の特定保健指導のガイドライン、ICTを活用した特定保健指導のガイドラインに対応している。サーバーを経由しない暗号化した通信で指導できるため、指導者も対象者も安心して利用できる。

3.他のヘルスケア機器との連動で、多様なバイタルデータ(生体情報)を共有可能
スマートフォンと連携している血圧計・体重計・体重体組成計・体温計等のヘルスケア機器で取得するデータと「ホスピタルリンク」を連動させることができる。これにより対象者のバイタルデータを指導者と共有できるため、よりきめ細かい保健指導につなげることができる。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More