刀、初の医療分野への事業拡大として高血圧に特化したオンライン診療サービス「高血圧イーメディカル」を本格始動

「高血圧イーメディカル」は、「初診より通院不要のオンライン診療」「高血圧に特化した専門医療チームによる診療、薬の処方」「アプリと家庭血圧計による継続的なモニタリング」を実現したオンライン診療サービスだ。日本人が抱える大きな死のリスクである高血圧に、新たな治療の選択肢を提示する。同社は、協業企業へのマーケティングコンサルティング事業に限らず、多様な事業領域でマーケティングによる消費者価値の創出を追求する。本事業を皮切りに、続々と自社事業を発表・展開する予定とのことだ。

同社は、1つでも多くの企業、事業、業態に本物のマーケティングを導入し、日本社会の活性化に繋げたいという思いで活動しているという。これまで集客施設をはじめ外食や一般消費財、さらには一般的にマーケティングとなじみにくいといわれる金融領域など領域を問わず実績を残してきた中で、命という最も大きな価値に根差し、かつマーケティングによる変化の起点を生み出せると考える領域が医療・健康分野とのことだ。

・解決価値の高い社会課題であること：高血圧は約4300万人の日本人が抱える大きな死のリスクの1つ

高血圧は、日本人の死亡要因1位の「がん」に続く2位の「心疾患」（心筋梗塞や狭心症など）や3位の「脳血管疾患」（脳梗塞や脳出血など）の主な原因であり日本人の3人に1人が抱える大きな死のリスクの1つだ。75歳以上では男性の71.5％、女性の74.5%が罹患し、高齢化が進む日本において殆どの人が向き合う病気でもある。正しい血圧コントロールの実現は、死のリスクを遠ざけ健康寿命に寄与する解決価値の高い社会課題とのことだ。

・長年解決されなかった多くの「未治療・未継続」課題に、マーケティングによる行動変容で貢献できること

高血圧有症者約4300万人のうち、定期的な治療で血圧をコントロールできているのは4分の1程度に限られ、2000万人近い人が未治療や未継続で放置しているという。効果的な降圧薬の開発や家庭での血圧測定の普及が進んだにも関わらず、未治療・未継続の割合は過去20年以上改善されず「高血圧パラドクス」として世界でも注視されているとのことだ。医院での待ち時間や通院の不便さ、目立つ自覚症状がないことでの継続モチベーション低下等が背景にあり、マーケティングによる行動変容が解決に貢献できる領域と考えているとのことだ。

・オンライン診療の拡大のなかで、数少ない本質的な「長期継続治療」を実現できる可能性があること

2022年4月よりオンライン診療の要件が緩和されたが、未だ日本のオンライン診療は対面診療の一時的代替や単に利便性提供に留まるものが大半だという。その中で高血圧など慢性疾患では、オンラインだからこそ日々のデータを活かした見守りを届けられるなど、特徴を生かした本質的な「長期継続治療」を実現できる可能性があるとのことだ。

高血圧に特化したオンライン医療サービス。通院しない便利さと、いつも繋がり見守られる安心を提供する。

・主な特徴
初診から通院不要で、ビデオ通話とチャット機能を通じ診察
専門医療へアクセスしにくい地方に住む人も含め、日本全国どこからでも利用可能
薬の処方も自宅まで郵送（3種類までの高血圧治療薬が月額費用内）
オムロンヘルスケア社製の上腕式血圧計を無償貸与。計測した血圧をBluetoothで専用アプリに連携し、日々の血圧をモニタリング
※12ヵ月継続しての利用で血圧計は返却不要
日本高血圧学会認定 高血圧専門医／指導医を中心とした専門チームが常に治療をサポート

・対象となる主なユーザー
健康診断等で高血圧と指摘されたが、病院へ行くことが億劫で未治療の人
以前に通院治療していたが、治療をやめてしまった／継続していない人
高血圧症を現在治療中の人で、通院や継続治療に不便を感じている人　など

・サービス体系
全ての人に無料のオンライン相談でカウンセリングを実施し、適切な治療方法をアドバイス。その後、オンラインでの継続した診療やモニタリングが必要な人がサービス申し込み
以下の2プランから症状に合わせて選択（自由診療、保険適用外）
オンライン診療プラン（月額4,950円 税込。医師の診療代、治療薬代、配送料など全て込み）
モニタリングプラン　（月額1,650円 税込。血圧測定モニタリング、チャット相談のみ）
いずれのプランの場合も血圧計が無償貸与される