大日本印刷、アニメーション制作にかかる時間やコストを大幅に抑制する「ライトアニメ」事業を開始
2022/9/8
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、従来の手法と比較して、アニメーション制作にかかる時間やコストを大幅に抑制できる新しいフローを開発し、「ライトアニメ」の名称で2022年8月にサービス提供を開始したと発表した。
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■「ライトアニメ」開発の背景・狙い
こうした課題の解決に向けて、DNPは今回、長年の出版印刷事業で培ったコンテンツ加工技術等を応用・発展させた独自のアニメ制作手法「ライトアニメ」を開発した。この新しい制作フローを軸として、グローバル市場も視野に入れたアニメ関連のエンタテインメント事業を展開する。
「ライトアニメ」でアニメ化した作品イメージ
■「ライトアニメ」事業の特長
制作したアニメ作品については、DNPが事務局となり、動画配信プラットフォームに向けて放送権を販売する。また、DNPグループが運営するハイブリット型総合書店「honto」をはじめとする電子書籍販売サイトや、様々なデジタルコンテンツ配信サービスを通して、生活者に作品の提供・販売を行う。その第一弾として、2022年8月より「honto」にて、海王社の「どっちもどっち」のアニメーション付電子書籍の販売を開始した。
国内市場に加えて各国・地域の市場に対しても、生活者の多様なニーズに合わせたタイムリーなアニメ作品の提供・配信につなげる。
DNPは、制作スタジオ「DNP Light Anime Production」を開設して、コンテンツホルダーやパートナー企業、社外のクリエイターとの連携体制を強化する。これによって、コストパフォーマンスがより高いアニメ作品の安定供給を目指す。