メタバース上でのVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」が開催
2022/9/14
株式会社HIKKYは、メタバース上で開催されるVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」を、2022年8月13日から8月28日に開催した。
8月13日(土)10時から開幕した「バーチャルマーケット2022 Summer」。開幕直後からSNSではVketを楽しむ投稿が見られ、開催初日で約15,000のVketに関する投稿があり、日本のTwitterトレンド入りを果たしたという。バーチャルマーケットに関するTwitter投稿数は前回と比べ約1.5倍に増加したとのことだ。
・JR西日本グループ
パラリアル大阪の中でメタバース上の駅「バーチャル大阪駅」として出展したJR西日本グループは、リアルの大阪駅とバーチャルの大阪駅を連動させた施策を実施した。
【バーチャル施策】
バーチャル大阪駅のホームには2023年うめきた(大阪)駅で採用される「フルスクリーンホームドア」をひと足早く設置。ホームに入線・停車する「ハローキティ」とコラボした関空特急はるか(281系)にVRChat上の友だち同士で乗車して国際空港エリアへ移動したり、バーチャル大阪駅の玄関となる駅の前で記念撮影してTwitterやYouTubeにアップロードしたりするなど、「鉄道での旅行」をバーチャル上で疑似体験する来場者の姿が見られた。
【リアル施策】
8月22日(月)にはJR大阪駅5階の時空の広場(ときのひろば)において吉本興業所属のお笑い芸人「アキナ」「見取り図」「ZAZY」によるお笑いライブが披露され、見取り図・盛山氏、アキナ・山名氏がステージ上でVRゴーグルを装着し、事前募集に当選した一般客23名とともにバーチャル大阪駅を巡るイベントを開催した。この他、リアルとバーチャルの両方で、同広場内にあるカフェ「バール・デルソーレ」において、人気VTuberユニット「パラレルウォーカー」とのコラボカフェを期間限定で展開したり、人気VTuberグループ「有閑喫茶あにまーれ」・「HoneyStrap(ハニーストラップ)」とコラボした巨大なジャック広告や買い物キャンペーンを展開するなどした。
パラリアルニューヨークに「バーチャル大丸・松坂屋」を出展した株式会社大丸松坂屋百貨店は、社員アバター2体を作成し、実際にバーチャル店舗の店頭に立ちアバター接客を実施。さらに、メタバース上で働くアルバイトを15名雇い、Vket期間内はシフト制でアルバイトスタッフによるメタバース接客も実施した。
ビームス社員によるバーチャル接客を今回も実施。今回は大阪の店舗スタッフも含め50名体制でシフトを組みバーチャル接客を実施した。さらにアバターファッションの中でもリアル寄りのスタイルを楽しむユーザーが集う人気VRイベント「Real Clothes Rally(通称:リアクロ集会)」とのタイアップ企画で、8月20日には初のバーチャルショップイベントを開催。のべ約100名の参加者がそれぞのファッションで集まり、BEAMSスタッフも参加して、リアルとバーチャルの垣根を超えたファッショントークを行った。
SMBC日興証券の社員にメタバース上で投資に関する相談ができるイベント「メタバイス」を実施。「個別株式(日本株・米国株)」や「投信積立」などをテーマに、現在の経済や投資方法に対する質問があった。
8月20日に俳優の中尾明慶氏、VTuberのもちひよこ氏をゲストに招き、みずほ銀行行員による座談会を実施。資産形成、マーケット、コンテンツ産業の3つのテーマについて、行員による解説を交えながら参加者と共に話し合った。
バーチャルマーケットではVRChat内の様々なコミュニティとのコラボイベントも毎回実施している。一部のイベントは以下の通り。
・VRCボクシング大会
VR空間でのボクシング大会を運営する団体「VRCボクシング大会」とのコラボとして、「VRCボクシング大会 Vket2022Summer杯」が8月21日に開催された。「VRCボクシング」は、VRChat内で実際に身体を動かして争うボクシングゲームだ。20名の出場選手が集い、戦いがリング上で繰り広げられた。大会の様子は動画配信で中継された。
VRChat内で知名度の高いeスポーツ「バトルディスク」の日本人コミュニティ「バトルディスク連盟」とのコラボイベント「チーム対抗!バトルディスクR4 Vketコミュニティ杯」が8月23日に開催された。「バトルディスク」はチームに分かれてディスクを投げ合い相手に当てることで勝ち負けが決まる競技だ。今回のイベントでは、4人一組のチームに分かれて対戦が行われた。
VRChat上で活動する洋画系ロールプレイの人気団体「ホテル・カデシュ」とのコラボ企画として、一般出展会場「九龍帝国城下町 壱番街」内にホテル・カデシュの特設展示会場を設置した。過去に展開された映像作品やイベントで使用されたアイテムの展示、フォトコンテストや案内ツアーなども実施された。