ファンケル、AIで角層を解析するパーソナルカウンセリングサービス「AIパーソナル角層解析」を全直営店舗で開始

株式会社ファンケルは2022年9月16日から、パーソナルカウンセリングサービス「AIパーソナル角層解析」を全直営店舗にて開始すると発表した。

所用時間は、頬の一部分のメイク落としを含めた30分程度で、無料のパーソナルカウンセリングサービスだ。
出典元:プレスリリース
本サービスは、独自に開発したAIにより、「角層のかたち」と「肌の美しさに関するタンパク質(角層バイオマーカー)」を掛け合わせた解析で、5つの肌トラブル(乾燥、シミ、シワ、毛穴、くすみ)の根本原因とされる「7つの肌力」について判定し、将来の肌悩みを予測する。一般的に行われる肌測定とは異なり、角層から得られるその人だけの肌の情報を解析するという解析方法だ。さらに、結果に基づいて、将来の肌悩みを未然に防げるよう、同社ならではの内外美容による効果的な総合ケアを提案する。

コロナ禍において、マスクによる肌荒れやニキビといった肌の不調に悩むという人が増加し、「自分の肌状態をしっかりと知りたい」ということが求められているという。さらに女性だけでなく、男性も同様の理由により自分の肌状態への関心が高まっているとのことだ。そのような背景から、自分の肌状態をしっかり認識したいという需要の増加に沿ったサービスだ。

同社は約20年以上前から、無添加アンチストレス研究の中で角層のタンパク質に着目した研究を続けている。そして、角層に含まれる約100種類のタンパク質の中でも、特に肌の美しさに関わるタンパク質を発見し、理想の素肌美は「7つの肌力」のバランスが整っていることが重要であることを発見。2015年にはこの研究を応用した肌解析システム「角層バイオマーカー解析」を開発し、サービスの提供を始めた。しかし、このサービスは一部の直営店舗と通信販売のみの提供、また、解析結果に時間を要するといった「不」もあったという。そこで「角層バイオマーカー解析」の研究やサービスで得られた新たな知見やデータを駆使し、東芝デジタルソリューションズ株式会社の東芝アナリティクスAI「SATLYS(サトリス)」を採用して短時間で解析ができるシステムへ進化させ、全店舗に導入するとのことだ。

■サービスの詳細

・角層を1枚のテープに採取して、専用の機器によってAI解析を行う。解析結果として、角層の状態、肌トラブルの可能性、7つの肌力をレーダーチャートでバランス表示を含めたAIによる解析総合結果と、内外美容アドバイスなどが表示される。

・表示された結果に基づいて、内外美容の専門知識を持ったスタッフによるパーソナルカウンセリングを含めて、30分程度で行う。

・同社のメンバーズアプリ内にあるマイページに、総合結果を過去2年間、最大計4回分のデータ保存ができる。

サービス全体の流れ
出典元:プレスリリース

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