ゼロボードと長瀬産業、ベトナムでデジタルを活用したGHG排出量削減に向けて連携

ベトナムでの物流効率化・GHG排出量削減に取り組む本事業は、日本貿易振興機構（以下、ジェトロ）「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されている。

ベトナムでは物流インフラの整備が不十分であり、個人事業主や小規模物流業者による非効率な配送やデジタル化の遅れが指摘されているという。さらに、GHG排出量のScope3において企業物流はその10％前後を占めると言われており、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議（COP26）でカーボンニュートラルを宣言したベトナムではその排出量削減は大きな課題とされている。

化学品、樹脂製品、食品素材などを中心にベトナムでビジネスを拡大している長瀬産業では、荷主・配送業者間のマッチングアプリ運営等のプラットフォーム事業を展開するLOGIVANと協業することで、物流データをデジタル化し配送ルート・積載量などの最適化を通してコスト削減とGHG排出量の低減の実現に取り組む。まずは長瀬産業のベトナム現地法人であるNagase Vietnam Co.,Ltdとその顧客を中心にサービスを展開する。同時に、「zeroboard（ゼロボード）」との連携を通じて顧客の企業活動全体のGHG排出量を算定し可視化することで、最適なGHG排出量削減のためのソリューション提案を行う。