JX通信社と静岡県浜松市、地域防災力向上・防災DXを目的とした実証実験を開始

株式会社JX通信社は、静岡県浜松市の実証事業「Hamamatsu ORI-Project」の一環として、同社が運営する地域参加型速報ニュースアプリ「NewsDigest」等を活用した、地域防災力向上および防災DXを目的とした実証実験への取組みを開始すると発表した。

NewsDigestの特徴のひとつに、身の回りのリスク情報を投稿する「情報提供機能」がある。ユーザーがNewsDigestアプリに投稿したリスク情報は、AI危険情報リアルタイム配信サービス「FASTALERT」で配信されると同時に、NewsDigestの「コロナ・防災マップ」上でも確認することができる。

同社と静岡県浜松市は、令和4年度Hamamatsu ORI-Projectの一環として、「NewsDigest」と「FASTALERT」を活用し、地域・行政が一体となった地域防災力の向上に資する実証実験に取組む。

浜松市民は、NewsDigestの「情報提供機能」を使って身の回りのリスク情報(例:浸水、氾濫、火災、事故など)を投稿するとともに、リアルタイムで身の回りのリスク情報を把握することが可能な「コロナ・防災マップ」があることで災害時におけるリスク回避行動に有用な影響があるかを検証する。本件は、浜松市発行の広報誌「広報はままつ10月号」やHamamatsu ORI-ProjectのHP等にて市内全域に告知されている。

浜松市の職員は、NewsDigestやSNSを中心としたビッグデータより、FASTALERTに収集・集約されたリスク情報を活用することで、災害時および平常時における行政業務に有用な影響があるかを検証する他、浜松市データ連携基盤と連携した新たな行政サービスの在り方も、併せて検証する。

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