新潟県佐渡市に自然と共生しながら経済の発展を実現する社会システムを検討するためリビングラボ「佐渡島自然共生ラボ」が開設
2022/10/19
新潟県佐渡市、国立大学法人新潟大学、株式会社NTTデータは、地域住民と共に、自然と共生しながら経済の発展を実現する社会システムを検討するため、佐渡市にリビングラボ「佐渡島自然共生ラボ」を開設すると発表した。
Contents
■背景
■リビングラボ「佐渡島自然共生ラボ」について
1.コミュニティの形成
島内外・産学官民の垣根を越えた情報交換ができる場としてコミュニティを形成する
2.プロジェクト実践
・ネイチャーポジティブな佐渡島の未来へとつながる産学官民連携の多彩なプロジェクトを展開する
・学びとイノベーションの場、第一次産業における他地域での成功事例や事業創発を学ぶ
・佐渡島のポテンシャルを正しく把握することを目的に、島内の資源の可視化と評価を行う
・地域課題の解決と全体の好循環な社会システムにむけた対話を通じて、それを実現に導く
3.政策とのアライアンス・全体マネジメント
佐渡市が実施している政策とのアライアンスと1~3がバランスよく機能するように全体のマネジメントを行う
佐渡市:フィールドの提供、市民への共働促進、佐渡市政策とのアライアンスおよびマネジメント
新潟大学:島内外のステイクホルダーのコミュニティ形成・運営およびインタレスト分析
NTTデータ:リビングラボの運営、地域に不足する人材面でのサポート、新たなユースケースの発掘、地域課題に対してのソリューションの検証
地域住民・企業・研究機関:リビングラボへの参加
・実行中のプロジェクト
佐渡島の自然資源をデジタルで見える化するプロジェクト:佐渡の自然資源に対して、生産効率のような単純な指標ではなく、デジタルを活用して防災・生物多様性・資源の価値・伝統など、地域全体を捉え好循環させるための視点で評価できるような判断基準を作る。
農林水産業が一体となった新規加工品制作プロジェクト:農林水産の資源を掛け合わせるだけではなく、それぞれの産業に携わる人材やそのノウハウを掛け合わせることで新たな加工品を生みだすことおよび、デジタルを活用したマーケティングによる島外への販路拡大を目指す。