九州工業大学とYEデジタル、DXに資する高度専門人材育成に向けて協力

国立大学法人九州工業大学と株式会社YE DIGITAL(以下、YEデジタル)は、文部科学省令和3年度補正予算事業を活用し、AI技術を活用することで社会課題の解決・高付加価値化に導き、これからの産業界をけん引する高度専門人材育成に向けて、協力を行うこととなったと発表した。2022年12月から大学院工学府の学生を対象に、講義および演習を行う。

■背景

九州工業大学とYEデジタルは、2020年に北九州市を加えた3者で「オープンイノベーション人材の育成等に関する連携協定」を締結している。今回はこの取り組みの延長線上で生まれたものだという。高度な専門的知識の習得を行う工学府において、両者のシナジーにより、現場の課題視点でAIの活用で解決を図ること、そのために必要な手法などを学ぶことで、社会貢献を実現していく、DXに資する高度専門人材の育成を目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース
文科省補正予算事業「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」において、九州工業大学の「産業のマザー・テクノロジーのDX化に資する人材の育成」の取り組みが採択された。これまでの両者の関係を生かし、そのカリキュラムの1つとして、YEデジタルの経験・ノウハウを生かした演習科目を取り入れることになったとのことだ。

・演習科目:実践工学総合科目C(AI基礎と画像認識)
YEデジタルが提供するAI画像判定サービス「MMEye Package Lab.」を用い、アルゴリズムのパラメータを調整しながら、コンベヤーに実際の対象物を流してAIで判定する「手触り感のある」実習や、評価・改良といった演習を行う。

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