三井住友信託銀行とMILIZE、法人営業の提案・マーケティング業務を効率化する「文章データ分析エンジン」を共同開発

株式会社MILIZEは、三井住友信託銀行株式会社と共同で、自然言語処理やOCR技術、機械学習等のAI活用により、法人顧客向け提案書等のデータを構造化・集積・分析し、法人営業の提案業務・マーケティング業務を効率化する「文章データ分析エンジン」を開発したと発表した。

■開発の背景

三井住友信託銀行は、法人顧客向けの営業活動における、担当者間のノウハウ共有や顧客向け提案書の蓄積・管理・活用を課題としていた。提案の効率化・高度化を目的として、MILIZEは、三井住友信託銀行と共同で、法人顧客向け提案書等を一元管理できる基盤を構築し、銀行の重要な営業ノウハウ・情報資産として活用できる「文章データ分析エンジン」を開発したとのことだ。

■「文章データ分析エンジン」の概要

「文章データ分析エンジン」は、顧客管理システム(CRM)から呼び出すことができる機能で、保存された提案書(PowerPoint・Excel・PDF等)に含まれる単語や文章(図表や画像内部のテキストを含む)を検索することが可能となる。また、各提案書の内容に則したキーワードにより自動でタグ付けをする機能も設けており、必要な提案書を容易に抽出することも可能だ。

・システムの特徴と利用する技術

特徴1 ドキュメントの解析
Microsoft OfficeのフォーマットをMILIZE独自のロジックで解析している。Excel、PowerPoint、PDFからテキスト情報を抽出し、全文検索エンジンへ蓄積する。画像情報を解析してテキスト情報を抽出する。

特徴2 タグ付け
ルールに基づいて自動でタグ付けをする。

特徴3 全文検索
全文検索エンジンのElasticsearchを利用し、高速な検索や同義語での検索を実現する。

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