LINE PayとADVASA、福利厚生ペイメントシステム「FUKUPE」で新たなチャージスキームをスタート

株式会社ADVASAは、LINE Pay株式会社と、福利厚生ペイメントシステム「FUKUPE(フクペ)」に関して、従業員の勤怠範囲内における福利厚生としての資金提供サービスの支払い手段として、「LINE Pay」へのチャージスキームを開始すると発表した。

FintechベンチャーのADVASAは、従業員がいつでも働いた分の給与相当額に即時アクセスすることができ、銀行口座は勿論、キャッシュレスであらゆるウォレットでの受取、決済まで一気通貫で提供し、様々な金融サービスのプラットフォームとなる福利厚生ペイメントサービス「FUKUPE(フクペ)」を展開しており、今後の給与デジタルマネー払いに対応した業務運用システムの開発にも取り組んでいる。さらには、金融庁が議論を始めている「次世代型インターネット・Web3」で使われるデジタル資産、非代替性トークン(NFT)など、ブロックチェーン(分散型台帳)技術によって生まれた新たな市場で流通する資産についても、海外のパートナー企業と開発、実証実験を進めており、将来的には従来の仕組みであるサービス提供者が個人情報を握るという仕組みを変革し、本人自身が個人情報を管理するという分散化されたWebプラットフォームの構築を目指す「Web5」の世界を目標としているという。

「Web5」のコア要素かつ大きなメリットとなる「Verifiable Credentials – VCs(内容の検証可能な証明書)」を通じ、各自が自己主権型のデジタルな個人情報・各種証明書を持つことができるようにすることで、これまで各種サービスの利用時に必要とされてきた自分の個人情報を登録する作業、サービス毎のパスワード設定と管理、プロフィールの作成といった必要がなくなり、「各サービスに対して自身のIDへアクセスする権限を付与する」という「データの自己管理化」の世界を築いていくという。これにより、雇用主側も透明性のある労働者の情報から、より低コストで適切な採用と評価が可能となるメリットを受けることができるとのことだ。

そして今回、従業員がいつでも働いた分の給与相当額に即時アクセスする際のチャージ手数料に無料期間を設けることは、ADVASAが設立当初より掲げている「金融包摂の実現」に向け、さらに1歩踏み込むものであり、将来的にはチャージ手数料を完全に無料にしたいと考えているという。

給与相当額への即時アクセスの分野は、米国ではEWA(Earned Wage Access)、オンデマンドペイと呼ばれ、雇用形態にかかわらず労働者全般、及び雇用者にとって必要な仕組みとして広く普及しているとのことだ。

今回、「FUKUPE」における従業員への勤怠範囲内における福利厚生の資金提供を「LINE Pay」にチャージするサービスを開始する。本サービスの開始により、従業員は財布が無くてもスマホさえあれば、曜日や時間帯に関係なく、LINE Payでリアルタイムに資金を受け取ることができる。加えて、LINE Pay加盟店で簡単、スピーディーに支払いが可能となる。今回のサービス開始において、一定期間LINE Payチャージの手数料を実質無料で提供し、より多くのユーザーにリアルタイムの資金受け取り、シームレスな決済機能の利便性を体感してほしいと考えているとのことだ。

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