商業施設DXを推進するデジタルフロアマップ・プラットフォーム「メタマップ」が発表

ボールドライト株式会社はショッピングセンター等の商業施設向けDXソリューションとして、来店客の滞在時間の最適化により購買率向上を支援する、デジタルフロアマップ・プラットフォーム「メタマップ」を発表した。

従来の紙製フロアマップ(フロアガイド)をデジタル化した上で、情報アクセス効率の改善、混雑状況の可視化、施設内の経路検索等をワンストップで提供し、効率的な施設内回遊を実現。探す時間、迷う時間、待つ時間など買物以外の時間を削減し、総滞在時間あたりの購買機会を高める。また、メタマップは、ふかや花園プレミアム・アウトレットに導入された。
出典元:プレスリリース
ショッピングセンター等の商業施設へ行くと「行きたい店舗の場所が分からず探した」、「移動経路が分からずに迷った」、「気になる飲食店に行ったら混んでいて長時間待った」といったことが起こるという。施設滞在時間の一部を探す・迷う・待つといった「買物以外の時間」に費やすことは、来店者の購買体験(満足度)の低下に加え、施設側の購買率低下にもつながる。また、ワンストップショッピングかつショートタイムショッピングのニーズ増も伴い、施設運営者は来店客の総滞在時間における購買時間の最大化に向けた課題解決、また滞在時間を延ばす課題解決も必要とのことだ。
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同社は商業施設に来店する人の「探す・迷う・待つ」時間を可能な限り削減し、買い物体験を効率化させることで、顧客満足度向上と購買時間の最大化(購買率の最適化)を目指し、デジタルフロアマップをユーザーインタフェースとした商業施設DX向けのデジタルマップ・プラットフォーム「メタマップ」を開発したとのことだ。
出典元:プレスリリース
メタマップは従来の紙製フロアマップ(フロアガイド)をデジタル化し、グラフィカルでインタラクティブなフロアマップの構築を簡単にする。各商業施設が構築したデジタルフロアマップはだれでもスマートフォンのWEBブラウザから閲覧でき、タッチ操作でフロアマップの縮尺変更や移動が可能だ。またマップから店舗を探しやすくするためのカテゴライズ、キーワード検索、現在地周辺検索、ハッシュタグ検索、店舗一覧表示の実現により、店舗を見つけるまでに必要な時間を短縮する。さらに、混雑状況や待ち時間を可視化することで、混雑緩和や待ち時間短縮も実現。目的地が決まれば、経路検索機能により、目的地までの最短ルートを表示。GPSと連動しているため現在地と照らし合わせながら経路案内をする。経路検索機能は健常者向けの通常ルートに加え、ベビーカーや車椅子利用者に向けたバリアフリー経路検索にも対応する。
出典元:プレスリリース
メタマップは「探す・迷う・待つ」の削減に加え、施設内の回遊率や購買率をさらに高めるため、デジタルスタンプラリーやクーポン機能も統合した。デジタルスタンプラリー機能を活用するとフロアマップ上の店舗を回遊して、スタンプを収集し、集めたスタンプ数やポイントに応じて賞品応募やクーポンの発行が可能だ。スタンプラリー参加の楽しみや賞品獲得を目的とした回遊率向上も同時に実現。またデジタルクーポン機能は創客やリピータ獲得など購買率向上にも有効だという。施設管理者は店舗情報の登録や更新を専用の管理画面から即時反映可能なため、紙のフロアガイドでは難しかったリアルタイム性を実現することで、タイムセールなどの情報も配信できるようになる。さらに、店舗情報は独自開発のコンパニオンアプリ「CONNECT」を通じて、店舗担当者のスマートフォンからも更新可能だ。
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■開発背景

同社は2019年に観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」の提供を開始し、すでに400以上の全国地方自治体・観光・交通関連事業者に導入されているという。プラチナマップはデジタルマップを軸に観光DXに必要なMaaS連携、デジタルスタンプラリー機能、AIカメラやセンサー連動による混雑や渋滞状況の可視化機能などを開発してきた。プラチナマップでも簡易的なフロアマップ機構を実現していたが、今回プラチナマップの技術を基盤に階層制御技術、施設内経路検索技術、グラッフィックス管理機構、新しいインタフェースを開発し、新たに商業施設向けDXソリューションとして「メタマップ」のサービス提供を開始したとのことだ。

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