鹿児島県徳之島町とコウズ、徳之島町公式ウェブサイトでのAI実証実験に関する連携協定を締結

株式会社コウズは、鹿児島県徳之島町と、2023年1月12日に徳之島町公式ウェブサイトにおけるAI実証実験に関する連携協定を締結したと発表した。

本協定は、徳之島町公式ウェブサイトに同社のWeb解析・改善アドバイスAI「Groweb!Ai Answer」を導入し、徳之島町公式ウェブサイトの閲覧者のニーズに寄り添ったウェブサイト運用の実現と、徳之島町でのICT人材の育成を目的とした実証実験を実施するために締結するものだ。
出典元:プレスリリース
実証実験では、アクセス解析ツールに取り溜められる数値からAIが提案する現状課題や課題解決への仮説に基づき、改善施策の実施と効果検証を繰り返すことで、ウェブサイトの利便性が向上するよう導く。同時に、徳之島町公式ウェブサイト独自の改善知見データがAIに蓄積され、より精度の高いウェブサイト運用への可能性が期待されるとのことだ。

■連携協定の背景

同社は、Webソリューションサービス「Groweb!」を軸に、Webマーケティング、Web制作から更新・管理、マネジメントにいたるまで、顧客をWebでの成果に導くための一貫したサービスを提供している。2018年2月には、グループ会社「株式会社グローバライズコーポレーション」の本社所在地を大阪市から鹿児島県奄美市へ移転しており、奄美群島にグループ拠点を構えている。鹿児島県徳之島町は、町民向けの生活情報に加え、事業者へ向けた情報や町政情報など多くの情報を発信している。近年では奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の世界自然遺産登録に伴う観光関連情報を求める観光客への発信など、閲覧者それぞれのニーズも複雑化しており、閲覧者に合わせた情報発信のあり方も課題のひとつとして考えているという。さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で、離島におけるICT人材確保という課題もあり、奄美群島全体で課題解決に取り組むべきものと考えているとのことだ。

同社は、これまで培ってきたアクセス分析力とマーケティングのノウハウから自治体Webサイトを閲覧する人の利便性向上とICT活用促進の一助となるべく奄美市とも連携しており、今回の徳之島町との連携協定締結を受け奄美群島のさらなるICT活用促進に繋げるとのことだ。

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