ヨーロッパ4カ国のクリエイターを対象に「グラフィックコンテンツの創作活動に関する調査」が実施

株式会社セルシスは、2022年8月~10月にヨーロッパ4か国(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン)のクリエイター6,000人を対象に、グラフィックコンテンツの創作活動に関する調査を実施したと発表した。

調査はオンラインアンケート形式で行い、各国で10代~30代各500人の計6,000人より回答を得たとのことだ。

クリエイターのデジタル活用率は、国ごとに傾向の違いが見られた。ヨーロッパ4か国全体では69.6%となったが、一番多いドイツで75.4%、少ないフランスで63.1%と、10ポイント以上の差となった。
出典元:プレスリリース
また、クリエイターが初めてデジタルで制作した年齢についても調査した。回答の人数が最も多かった年齢は15歳で、平均は17.1歳となった。初めてデジタルで絵を描いた年齢が15歳以下だったという回答が43.4%あり、10歳以下も13.0%あった。

国別の傾向では、フランス(18.1歳)と、スペイン(16.0歳)ではデジタル制作を開始した平均年齢に約2歳の差があり、スペインではより低年齢からデジタルツールを利用している。
出典元:プレスリリース
初めてデジタルで絵を描いたデバイスはPC以外が57.3%と過半数になり、その中でもAndroidスマートフォン、iPadの順で多い結果となった。また、モバイルデバイスでは、Androidスマートフォンに指で描くケースが最も多くなっている。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
また、クリエイターが現在使用しているデバイスにおいてはiPad+ApplePencil、PC+液晶タブレット、タッチスクリーン付きPC+スタイラスペンの順で多くなっている。
出典元:プレスリリース
調査方法について
本調査は、2022年8月3日~10月7日の期間、Schlesinger社に依頼し、イギリス、フランス、ドイツ、スペインの4か国において計6,385名にオンラインで行われた。
調査人数内訳:
イギリス:1,659名(10代:522名、20代:502名、30代:606名)
フランス:1,557名(10代:526名、20代:511名、30代:504名)
スペイン:1,574名(10代:521名、20代:521名、30代:517名)
ドイツ:1,595名(10代:522名、20代:523名、30代:512名)
回答比率の算出においては小数点第2位を四捨五入している。

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