東芝とDeNAライフサイエンス、ゲノムデータを含む ヘルスデータの利活用に関する協業検討を開始
2023/1/27
株式会社DeNAライフサイエンスは、株式会社東芝と、両社がそれぞれ蓄積してきたゲノムデータを含むヘルスデータの利活用の協業に向けた検討を開始したと発表した。
■背景と目的
■協業内容
両社は具体的に以下の4テーマに関して検討を進める。
・創薬プロセスの支援
独自の遺伝的背景を有する集団を見出し、病気のタイプに合わせた創薬標的の探索や、既存薬剤の再活用(リパーパシング)などへのデータ利活用の可能性を調査すること。
・薬剤上市後の分析支援
薬剤の副作用や合併症等の発症メカニズム、および個人差を見出すため、ヘルスデータの複合的分析を見据えたデータ利活用の可能性を調査すること。
・健康増進を支援するサービス開発
ヘルスデータを組み合わせて解析し、糖尿病や心血管疾患などの生活習慣病予防のための行動変容プログラムを構築すること。
・リコンタクトパネル参加型の臨床試験・研究の運営
データベースの構築に参加した人から研究への参加の同意を取得し、食品・化粧品・製薬メーカーなどの臨床研究を受託し被験者募集やデータ収集を共同で実施すること。