パイオニアと豊田通商、協業を通じラストワンマイル配送の物流DXを推進

パイオニア株式会社は、豊田通商株式会社との協業を通じて、ラストワンマイル配送における物流DXを推進すると発表した。

両社の技術基盤を連携させた物流DXソリューションの第一弾が、物流業務における配送プロセスの効率化や省人化を実現するクラウド型の「最適配送計画サービス」だ。パイオニアは、独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」から商用車の運行ルートを最適化する「Piomatix LBS API」を提供しており、「最適配送計画サービス」における配送ルートの作成や走行距離、所要時間の算出に、同社の「ルート探索API」「ルートマトリクスAPI」が活用されている。拡張性の高いルートエンジンや広カバレッジのリアルタイム渋滞情報、正確性の高い運行時間予測技術から生成されたルート情報によって、受取指定時間の遵守と輸送効率を両立したラストワンマイル配送サービスを実現するという。

本サービスは、ウィルポート株式会社が全国展開を目指す配送管理システム(Polaris Navi)を主軸としたオープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(OLP)に対して、豊田通商から2022年11月より提供を開始しており、さまざまな規模の配送業者と荷主企業の狭商圏共配送を通じて、ラストワンマイル物流における配送サービス向上と業務効率化に貢献している。豊田通商の調査によると、OLPを利用した配送サービスの11月実績において、配達指定時間に対し94%以上の正確性、総配送時間約12%短縮、総配送距離約20%削減を実現したことが確認されているとのことだ。

「Piomatix LBS API」を使用した「最適配送計画サービス」イメージ
出典元:プレスリリース

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