BIPROGYグループとHacobu、物流・輸配送領域における協業契約を締結
2023/2/27
株式会社Hacobuは、BIPROGYと2023年2月27日に、物流・輸配送領域における協業契約を締結したと発表した。
Contents
■背景
■資本業務提携の内容
①BIPROGYが有する「SmartTransport」をHacobuへ譲渡し「MOVO Berth」に統合
両社は、SmartTransrpotを2023年4月1日にHacobuに譲渡し、サービスラインアップを一本化することで合意した。本譲渡後も、BIPROGYはHacobuからSmartTransportのライセンスを受け、引き続き既存顧客に対してSmartTransportのサービスを提供する。また、本協業契約締結日以降、順次MOVO Berthへの切り替えを進める。
②Hacobuが有するクラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」をBIPROGYが販売
BIPROGYの幅広い顧客ネットワークを生かし、販売代店理契約を締結し、BIPROGYからもMOVOを販売する。MOVOは、輸配送に関わる複数のアプリケーション群から構成され、荷主・物流事業者など、幅広い顧客の輸配送に関する課題に対し、さまざまな切り口からの解決を目指す。
③Hacobuが強みを持つコンサルティングサービスと、BIPROGYが強みを持つシステムインテグレーションサービスの相互連携・データ活用による新たな価値創造
Hacobuは、企業の物流DX推進に向けたコンサルティングを専門とする「Hacobu Strategy」を有しており、コンサルティングファーム、小売・流通業界の外資系大手などで、物流やSCM部門の責任者を歴任した物流のスペシャリストが揃っているという。BIPROGYは、創業60年以上に渡りシステムインテグレーターとして顧客課題を解決し、社会や産業を支えるシステムを構築してきた。この経験と実績をバックボーンに、さまざまなパートナーと共に社会を豊かにする新たな価値創造と社会課題解決の取り組みを進めているという。物流分野では、トラック予約サービスSmartTransrpotの提供や、基幹システム・倉庫管理システム(WMS)・輸配送管理システム(TMS)など多くのシステム開発およびシステム間連携を実施してきた。これまで培ってきた知見を生かし、HacobuのMOVOとBIPROGYの物流ソリューション、さらに顧客の保有するシステムを連携させることにより、企業・業種の垣根を超えたデータ活用を実現する。HacobuとBIPROGYは、両社の得意分野で連携することにより、SCMの最適化・標準化・省力化を図り、社会課題解決に向けたロジスティクス4.0の取り組みを加速させる。
④Emellience Partnersによる第三者割当増資の引き受け
BIPROGYグループのEmellience Partnersは、Hacobuの第三者割当増資を引き受ける。本資本業務提携に際し、Emellience Partnersは4.9億円の出資を行った。Emellience Partnersは、DX領域でのビジネスを支援し、外部の顧客・パートナー企業と積極的に共創的事業創出を行っている。Hacobuの財務基盤を強化し、BIPROGYグループとHacobuの中長期的な社会課題解決に向けた協業を実現する。