ハイブリッドテクノロジーズ 、支援プロジェクト「Hybrid Technologies Capital」の支援先としてBlue Practice社を選定

株式会社ハイブリッドテクノロジーズは、スタートアップの事業成長を目的として出資とエンジニアリソースの提供を行う支援プロジェクト「Hybrid Technologies Capital」の第14弾支援先として、人間のリアルな血管を再現し、医療トレーニングや治療シミュレーション等に貢献する革新的生体モデル「ORTA」シリーズを提供するBlue Practice株式会社を選定したと発表した。

出典元:プレスリリース

■支援背景

心疾患や脳血管疾患は命にかかわることが多く、早期な手術が必要となるケースが多くあるという。しかし、カテーテル手術の件数は年間約45万件ほどで定常的に発生している一方で、対応できる医師の不足に伴い、診断後平均で約4〜6週間待機しなければならない状況となっているとのことだ。Blue Practice社の提供する生体モデル「ORTA」シリーズはPVA-H(ポリビニールアルコールハイドロゲル)合成樹脂を用いた特殊製法により実現され、ヒトの血管の厚みや動的粘弾性(硬さ/柔らかさ)、摩擦(滑り感)を極めて正確に再現した血管モデルだ。血管モデルの形状は、医療トレーニング用の標準形状に加え、治療シミュレーションや医療デバイス評価のための具体症例に合わせた個別形状モデルの作成も対応可能となっており、医療トレーニングや治療シミュレーション、医療機器評価に用いることができる。

今後Blue Practice社は、手技データと患者の血管形状データを活用した治療シミュレーションを行うためのAI技術を用いたメディカルプラクティスプラットフォームサービスを開発予定であり、専門医の手技データ(教師データ)の特徴量抽出と学習モデルの構築を行うチームを必要としていたという。このような課題に対し、ハイブリッドテクノロジーズの強みであるハイブリッドなエンジニア開発リソースの提供により、新サービス開発を行うための機械学習の構築ノウハウを持ったエンジニアチームの組成を実現でき、最終的には両社の事業成長が可能と判断し今回の選定を行ったとのことだ。

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